学資保険で子供の将来に備えたい!契約時の注意点は?

子育て

子育てにはお金がかかります。
子供を一人育てるのに、大学まで全て国公立に通った場合にはおよそ540万円ののお金がかかると言われています。
また、全て私立大学に通った場合はさらに膨大な学費が必要です。
学資の備えとしては預貯金以外に「学資保険」という選択もありますよね。
我が家では上の2人には学資保険をかけています。
この契約時の注意点についてまとめてみました。

学資保険は必ず必要?

学資保険は子供が将来進学などに備えて「貯蓄」や、病気やケガの「保険」のために掛け金を積み立てるものです。
「貯蓄性」のある保険ですが、気をつけたいのは「返戻金(へんれいきん)」です。
保険はあくまでも保険であり、銀行の預貯金とは違います。
満期になったときに支払われる保険金は必ずしも支払った額と同じもしくはそれ以上になる、とは限りません。
この時大事になってくるのが「返戻金」です。
子供の年齢や契約者である保護者の契約年齢にもよりますが、現在の学資保険では返戻率が100%を超えるものが主流になっているようです。

この返戻率が100%を切ってしまうと、支払った金額よりも戻ってくる金額が減ってしまいます。
契約のタイミングで、しっかり返戻率を確認しておきましょう

満期日に注意

もう一つ、注意したいのが「満期日」です。
大学や専門学校への進学のために学資保険を掛けるとなると、いったい満期をいつに設定するのが正解なのでしょうか?
実は私自身がこれで大失敗をしてしまいました。
子供が進学するのは高校卒業後の4月なので、満期は卒業ごろの3月でいいだろう、と思って契約をしていました。
ところが、進学に対するお金が必要になる時期は実際には違っていたのです。
例えば最近主流になりつつあるAO入試や推薦入試だと、試験は早いところで6月から始まります。
この入試で合格すると、入学金や前期の学費などを入金する手続きは合格発表のあと1か月程度が目安になります。(学校によって違いがあります)
すると、早いところでは7月、8月にはまとまったお金が必要になるのです。
これが3月に満期受取にしていると全く使えないことになります。

私立大学の一般入試を利用することにしても、おおよそ2月中に入学手続きをしなければなりません。
今回長男の学資保険はこの手続きに間に合わず、他からお金を手配することになってしまいました。
AOや推薦は必ずしも必要かどうかわかりませんが、少なくとも1月ころまでには満期日を設定するのがよいのではないでしょうか?

いかがでしたか?
子供の将来に備える学資保険は、様々な要件をよく吟味して契約するのが良いと思います。
また、子供の年齢が小さいうちのほうが毎月の掛け金を少なく抑えることができるので、早めの検討をしてみましょう。