本格的な夏がやってきました。
連日、真夏日や猛暑日が続いていますね。
スーパーにはいろんな夏野菜が並んでいますが、中でも最近はゴーヤに注目です。
苦みが苦手な人も、この夏は挑戦してみませんか?
ゴーヤの栄養と効果
最近ではグリーンカーテンとしてゴーヤを育てている人も多くなってきましたね。
ゴーヤは苦みが特徴の野菜で、ゴーヤという呼び名は沖縄の方言なのだそうです。
ツルレイシ、というウリ科の植物で、ニガウリとも呼ばれます。
ゴーヤの強烈な苦みは、「モモルデシン」という成分で、実はこれが体に良い成分なんです。
特に夏場の食欲が落ちる季節には、胃腸を刺激して消化液の分泌を促します。
この作用によって、食欲が増進され、夏バテに効果があると言われているそうです。
また、ゴーヤにはそれ以外にも豊富な栄養が含まれています。
例えばビタミンCは、レモンの3倍、トマトの5倍含まれているので、風邪の予防や疲労回復、肌の調子を整えるのにも最適です。
さらに鉄分、食物繊維なども多く含まれているので、積極的にとってみたい食材ですね。
ゴーヤの苦みを取る
ゴーヤには栄養がたくさんあることがわかっていても、どうしても苦みが苦手、という人も多いと思います。
前述のように、苦み成分そのものにも体によい効果があるので、できることなら摂取したいところですが、苦すぎて食べられないのでは仕方ありません。
苦みを取るにはいくつかの方法があるので、試してみてくださいね。
まず、ゴーヤは縦半分に割り、種とワタをスプーンなどで取り除きます。
ワタが苦い、という説もありますが、実は思ったよりワタには苦みがありません。
ワタにも栄養分があるので、適度に取り除く程度でよいと思います。
このあとスライスしていくのですが、薄すぎると食感がおちますし、厚めに切りすぎると苦みが強く感じられます。
だいたい2ミリくらいのスライスにするのがちょうどよいと思います。
スライスしたゴーヤは、塩でもみます。
これだけでだいぶ苦みが取れます。
まだ気になるようなら、さっと熱湯に通すとより苦みがなくなります。
食べやすいように調節してみてくださいね。
ゴーヤの食べ方
代表的なゴーヤ料理といえば、ゴーヤチャンプルーですね。
我が家の作り方をご紹介します。
1. ゴーヤは2ミリ程度の薄切りにし、塩でもんでおきます。
(苦みが苦手でなければ、塩もみは省略してもよいです)
2. 木綿豆腐は水切りをしておきます。豚バラは食べやすい大きさに切ります。
3. 卵は一つまみの塩を入れてよく溶きます。
4. フライパンにごま油を熱し、最初に豚バラを入れて炒め、さらに豆腐を入れてよく炒めます。
5. 豆腐から水分が出てきたらざっくり飛ばし、ゴーヤを入れさらに炒めます。
6. ゴーヤがしんなりしてきたら、塩コショウ、めんつゆで味付けをします。
この時少し濃いめに味付けしておくと、冷やして食べても美味しくなります。
7. 味が絡んだら、最後に溶き卵を入れてよく炒めて出来上がり。
出来立ての熱々を食べるのも美味しいのですが、一晩冷蔵庫に入れてよく冷えたものを食べるのもまた美味しいのでぜひ試してみてくださいね。
ゴーヤはサラダや漬物などにもできます。
サラダ用に、白いゴーヤが売られています。この品種は比較的苦みが少ないので、スライスしただけで食べられるものもあります。
マヨネーズで合えたり、ドレッシングなどを合わせても美味しいですね。
漬物は、市販の漬物のタレを使っても美味しいです。
ゴーヤを保管する
食べ残したゴーヤは、冷蔵庫で保管しましょう。
そのままにしておくと、黄色くなって完熟してしまいます。
縦半分に割って、ワタ、種をとった状態で、乾燥しないようにキッチンペーパーにくるんだら保存用のビニール袋に入れましょう。
また、使いやすいようにスライスしたものを、冷凍するのもよいですね。
その場合は、1か月以内に使い切るようにしましょう。
栄養価が高い、夏野菜の代表格、ゴーヤ。
この夏はぜひ食卓に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう!