旬の食べ物って安くてたくさん手に入るから、使いきれなかったりすることってありますよね。
野菜も、使いきれずにそのままにしておくと、ダメにしてしまってがっかりすることも。
使いきれなかった野菜や、少しだけ余った野菜は、新鮮なうちに冷凍して保存しちゃいましょう。
それぞれの野菜によって、冷凍の仕方が違うのでまとめてみました。
根菜類を冷凍する
まずは根菜類の人参。
薄切りにして冷凍するのが賢い方法です。
生のまま、千切りやみじん切り、短冊切りなどの使いやすい大きさに切った人参は、そのまま冷凍することができます。
みそ汁やスープ、炒めものに凍ったまま加えて調理できるから便利です。
じゃがいもは生のまま冷凍するとボソボソしてダメ、と聞いたことがありませんか?
冷凍すると、じゃがいもの中の水分が抜けてしまうのが原因と言われています。
でも、実は生でも冷凍ができるんです。
じゃがいもはまるごとよく水洗いして、水気をよく拭き取ります。
これをジップロックなどの密封袋に入れ、空気をしっかりと抜いて冷凍するだけ。
食べるときには凍ったまま茹でます。
これでホクホクのじゃがいもの出来上がりです。
加熱してから冷凍するときには、形が残っているとボソボソの原因になるので、必ずマッシュしてから冷凍しましょう。
こちらは火が通っているので、そのままマッシュポテトとして食べたり、ポテトサラダにすることができますよ。
大根は水分が多いのですが、薄切りにして冷凍することができます。
2~3ミリ程度のいちょう切りや短冊切り、千切りにして生のまま冷凍します。
使うときには凍ったままみそ汁やスープに直接入れてみて。
自然解凍したものは、水気をしぼって漬物や和え物に使うことができますよ。
さつまいも、里芋は加熱してから冷凍します。
さつまいもは少し厚めの輪切りにして、味はつけずにしっかりと茹でます。
さつまいもは皮付きのまま、レンジで加熱するか蒸し器で蒸します。
どちらもよく冷ましてから冷凍しましょう。
里芋は使うときにレンジで解凍すると、皮がびっくりするくらいツルリとむけて調理が楽になります。
きのこ類を冷凍する
きのこは冷凍すると旨味が凝縮されて美味しくなる食材の一つ。
安いときにたくさん買っておいて、冷凍するのが賢い方法です。
しいたけは、汚れをさっと拭き取ってから、使いやすいようにスライスしたり、みじん切りにしてそのまま冷凍します。
しめじやえのきだけは、石づきを取り、ほぐしてから冷凍します。
いろんな種類のきのこを混ぜて、きのこミックスにして冷凍するのも使いやすくていいですね。
調理するときには凍ったまま加えるだけ。
炒め物やパスタにも便利です。
なめこは買ってきた袋ごとそのまま冷凍できます。
半分だけ使っても、また袋の口を閉じて置くだけで大丈夫。
なめこおろしに使うときには自然解凍しましょう。
みそ汁やスープなどに入れるときは、凍ったまま調理します。
葉野菜を冷凍する
ほうれん草などの葉野菜は、少し固めにゆでたものを食べやすい大きさにあらかじめ切ってから冷凍しましょう。
水気はしっかりとしぼるのがコツ。
凍ったままみそ汁やスープ、炒めものなどに使います。
お弁当にあると便利なブロッコリーやアスパラガス、いんげんなどは、固めにさっと茹でてから冷凍します。
ブロッコリーは小房に分けて、茎も硬い皮をむいてから使いやすい大きさにカットして冷凍しましょう。
アスパラガスやいんげんも、使いやすい大きさにカットしてから冷凍します。
どの食材も、凍ったまま炒め物やパスタ、シチューやカレーなどに加えます。
薬味を冷凍する
ちょっとあると便利な薬味野菜も、使いやすく冷凍しましょう。
長ネギや万能ねぎは小口切りにして、使いやすくカットします。
水気をよく拭いて、そのまま冷凍します。
冷凍庫に入れて少し時間が経ったら、塊をほぐしてあげるのがコツ。
こうすることで、使いたい量だけを取り出すことができます。
同じようにみょうがも冷凍ができます。
薄切り、みじん切りなど、使いやすい大きさにカットして、ネギなどと同じように冷凍しましょう。
パセリはよく洗って、茎の部分を取り除きます。
そのまま保存袋に入れて冷凍庫に入れておき、凍ったら取り出して手でもんでほぐしましょう。
これで簡単にみじん切りと同じ状態になります。
料理の仕上げのアクセントとして、そのまま散らして使うと便利ですね。
にんにく、しょうがを冷凍する
料理の香り付けなどによく使うにんにくとしょうが。
しょうがはすりおろして、ラップに包んで冷凍します。
このとき、ラップに細長く並べ、棒状にくるんで冷凍すると便利。
使う分だけポキっと折って使うことができます。
みじん切りや千切りなどにしても冷凍できます。
にんにくは、使いやすい形に切ってラップに包んで冷凍します。
薄切りやみじん切りなど、1回に使い切れる量で包むと便利です。
使うときは凍ったままフライパンなどに入れるだけ。
常温でも保存できる食材ですが、放って置くと芽がでて使えなくなってしまうこともあるので、冷凍するのが賢い方法です。
意外な食材も冷凍できます
水分が多くて、冷凍するとどうしても歯ごたえが悪くなってしまう白菜。
なるべくなら冷凍せずに食べきりたい食材ですが、冷凍もできます。
ざく切りにした白菜を、塩もみして、水分をよくしぼってから冷凍します。
食べるときには自然解凍して、即席漬けなどの漬物にして食べましょう。
もやしもそのまま冷凍するとベチャっとしてしまいます。
塩分を加えてしまうと水分が出てしまうので、油でさっと炒めたものを冷凍しましょう。
油は好みのものでOK。
表面に油で膜を作ってあげてから冷凍します。
使うときには凍ったまま他の野菜と炒めます。
いかがでしたか?
どの食材もできるだけ新鮮なうちに冷凍しましょう。
ほんの少しずつの余った野菜を冷凍して貯めておいて、スープを作るなど、節約にも役立ちます。
ぜひ試してみてくださいね。