家事を分担してくれない夫…上手に家事をしてもらうためにはどうしたらいい?

家事

共働き世帯が増えている今、家庭内の家事を妻がすべてやるのは現実的ではありませんよね。
だけど家事を分担してくれない夫について悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか?
掃除や洗濯、食事のしたくだけでなく、子育てや様々な名のない家事仕事。
上手に夫に家事負担をしてもらうにはどうしたらよいのでしょう?

どんな家事を分担してもらいたいのか?

まずはどんな家事を分担してもらいたいのかを考えてみましょう。
その家事の内容と、やってもらうのにかかる時間はどのくらいでしょう?
例えば、ゴミ出しをしてもらいたい、とします。
「ゴミ出し」という家事は、袋に入ったゴミを捨ててくる、というだけの仕事ではありませんよね。
家中のゴミを集め、分別して、袋にいれて出す。
ここまでが一連の流れになります。
こういった細かいことも含めて、やってもらいたいことを挙げていくのです。

子供がいる家庭なら、朝のバタバタしている時間帯に子供の面倒を見てもらいたいと思うこともあるでしょう。
子供を起こして、ご飯を食べさせ、身支度をさせる、という一連の流れを挙げていきます。
そして、その家事をしてもらうのにどれくらいの時間がかかるのかを考えます。
ゴミ出しなら、ゴミを集めるのに○分、分別に○分、出してくるのに○分、といった具合です。
そして、その家事は夫がどう思っているのかを考えてみます。
ゴミを出す作業なら嫌がらずにやってもらえるかな?とか、子供を起こすのは苦手かも、など夫の得意分野や不得意なことも考えてみましょう。
こういったことを考えてから、夫に家事を分担してもらう働きかけをしていくとスムーズにいくのではないでしょうか?

男は言わないとやらない→言えばやってくれる?

私自身も夫に家事を分担してもらいたい、と思ったときに、「こんなこと言わなくてもできるはずなのに」とイライラしていた時期があります。
ゴミ出しをしてね、とお願いしたら、「出すゴミはどれ?」とか「どれを出しておけばいいの?」と聞かれ、忙しいのにいちいち手を止める羽目になったり。
それでうまく行かず、「そんなの自分で考えてやってくれればいいのに」と怒っていたころもありました。
男性は、「言わないとやらない」し、「言わないとわからない」のです。
言わなくても察してくれる、なんてことは余程のことがなければありません。
逆に言えば、「言えばやってくれる」わけです。
まずやってほしい家事を細かく挙げる作業は、ここで役に立ちます。
ゴミ出しをしてもらいたいときには、まずゴミを集めて欲しい、次に分別して欲しい、と細かくお願いしてみるのです。
そしてお願いする家事は、なるべく夫が得意そうなところから少しずつ任せていくのがよいのではないでしょうか?

また、お願いするときには「感情的にならないこと」
もちろん、その家事を分担してもらうためには自分が困っていることを伝えるのも大事です。
でも、「わたしばっかり家事をしている」というようなネガティブな頼み方ではなく、「この家事を分担してもらえるととても助かる」というポジティブなお願いの仕方のほうが気持ちよく引き受けられますよね。
つい感情的にイライラした気持ちをぶつけそうになりがちですが、気持ちよく話し合いができるといいですね。

分担してもらったら感謝の気持ちを伝える

話し合いで家事をうまく分担することができたら、やはり「感謝の気持ち」をしっかり伝えるのが大切です。
夫婦がお互い家事を分担し合うのは当たり前のこととはいえ、お互い感謝の気持ちを伝えあうのは家庭生活を円満にするために必要ですよね。

お願いした家事が、自分の思ったように夫ができかったこともあるかもしれません。
自分が思っている仕事を10としたとき、夫がやってくれた仕事が5しかなかったとき、ついイライラして、「なんでこんなことができないの?」と思ってしまいがちですよね。
もちろん、そのまま手放しで褒めて終わってしまったら、いつまでもイライラし続けなければならないのですが、まずはやってくれたことに対して感謝をする、というのがポイント。
ここまでやってくれて助かった、嬉しい、という気持ちをまずは伝えましょう。
そして、今度はこの仕事も追加してもらえるともっと助かる、とお願いしてみるのです。
これだけでもずいぶん円滑になると思います。

休日には一緒に家事を

平日の家事はなかなか手伝ってもらえなくても、時間的に余裕のある休日に一緒に家事をするのも最初の一歩としてよいのではないでしょうか?
掃除や洗濯だけでなく、料理を一緒にしたりするのも楽しくできますよね。

「手伝ってもらう」という感覚ではなく、「一緒にする」というのも大事
まずは楽しむところから始めてみてもよいのでは?

いかがでしたか?
まずは分担してほしいことを伝えることから始めましょう。
そして、何事も「完璧」を求めすぎず、二人で話し合っていくのが大事ですね。