国際郵便で荷物を送ってみた!EMS国際スピード郵便の送り方

暮らし

国内で荷物を送るなら、郵便や宅配便などいろいろな送り方がありますよね。
私は縁あって、ドイツへ贈り物を送ることになりました。
そこで海外への荷物の送り方をいろいろと調べてみたので紹介します。

郵便局で扱う国際便

今回、外国人に喜ばれるギフトってなんだろうと考えて、選んだものは手ぬぐいと扇子。
比較的荷物も小さく、重量も軽いので、郵便小包で送れるのでは?と調べてみました。
郵便局で扱う国際郵便には、航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便の3つがあります。
発送方法とその特徴は以下の通り。

1.EMS(国際スピード便)
国際郵便の中で最優先で取り扱い、国によって違いはあるが2~4日程度で届くもの
世界120の国と地域に送ることができ、30キロまでの荷物と書類を送ることができる

2.航空便
飛行機で輸送するため、料金は高めだが3~6日程度で届く

3.エコノミー航空(SAL)便
船便より早く、料金は通常の航空便よりも安く設定されている
航空便に比べて、お届けまでの日数が長くなり、取扱の国や地域が限られている

4.船便
船で輸送するため、時間はかかるが(1~3か月程度)安い料金で発送できる

今回の私の荷物は、この中から最も早く、比較的安く発送できるEMSを選択しました。

EMS(国際スピード郵便)で送れない荷物

まず、EMSは航空便扱いになるので、送れる荷物に制限があります。
航空危険物、と呼ばれるものがそれに該当します。

主な品目としては、
火薬類(花火やクラッカーなども含まれる)
高圧ガス(カットコンロ用ガスやスプレー缶など)
引火性液体(ライター用オイルや香水など)
可燃性物質(マッチなど)
酸化性物質類(漂白剤など)
毒物類(農薬や殺虫剤)
放射性物質
腐食性物質類(液体バッテリーや水銀など)
その他の有害物件(磁石、エンジン、ドライアイス)

こういったものに関しては、航空機に乗る際にチェックされていますよね。
同じように航空便としては扱えない、ということなのですね。
また、国によって受け入れができない荷物があります。
郵便局のホームページに、国別の禁制品が乗っていますので必ずチェックしましょう。

EMS(国際スピード郵便)を出す

私の送る荷物は、贈り物で、危険物が含まれていないのでEMSでの取扱が可能ということになります。
海外に荷物を出すと、投げられたり、扱いが雑、という話も聞いていたので、荷物はプチプチ(緩衝材)に厳重に包み、さらに100円ショップに売っている緩衝材付きの封筒を用意しました。
ただ、なんとなくこれでも心配。
郵便局では、EMS用のしっかりした封筒(ただし緩衝材はついていません)が販売されていたので、それを購入して、さらにそこに入れて送ることにしました。
封筒は70円でした。

さて次は送り状です。

送り状には依頼主とお届け先の名前、住所、電話番号を書き込みます。
つぎに内容品について細かく記載します。
この内容品は送り先に合わせて書かなければいけないので、日本語ではなく英語や送り先の国の言語で書き込む必要があります。
私の荷物の場合は手ぬぐいがHand Towel、扇子はFolding Fansと記載しました。
また、内容品の価格(おおよそでいいそうです)を書き込む必要があります。

ドイツへ送る荷物には、これとは別途にインボイスという通関上に必要な書類を書きました。
内容は送り状に書かれたものと同じで、名前や住所、内容物の記載です。
インボイスも、英語や送り先の言語で記入します。

ここまで記載すれば、あとは荷物の重さを測ってもらい、料金を払うだけです。
私の荷物は500g以内で、ヨーロッパ宛の荷物なので2200円でした。
航空便を利用して、たった2000円程度で荷物が送れる、なんてすごいことですよね。

荷物の追跡ができる

EMSの良いところは、荷物の問い合わせ番号がついているところだと思います。
郵便局のサイトから、追跡ができるそうです。
ドイツへは、長く見積もって1週間程度で荷物が到着するのだとか。
私も楽しみにあとで追跡してみようと思います。

ちなみに、今回日本のものを送るにあたり、食品なども一瞬考えたました。
お礼の品、ということだったので、日本らしい何かをと思ったのです。
しかし国によって規制されているものが違い、例えば乳製品がダメであったり、ドイツではカカオを含むものがダメであったり、と制約が多かったため諦めました。
そもそも、国際郵便はいくら早いものであっても届くまでに数日かかるので、難しいのかもしれません。
ただし、冷凍や冷蔵便、というEMSもあるようです。
海外に食品を送る時にはそちらを利用するとよいのかもしれませんね。

いかがでしたか?
国によって、また送る内容によって手続きや料金などが違ってくるので、詳しくは郵便局の窓口で確認をしてみてください。