体が冷えていると免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり、体調を崩したりしがちですね。
冷えは万病のもと、とも言われます。
冬だけでなく、最近は夏の冷房でも体を冷やしてしまうことも多いですよね。
今回はそんな冷えに効果的な、体の温め方をまとめてみました。
お風呂で温まろう
毎日のお風呂で体を温めるのも、冷えには効果的。
お風呂もひと工夫してみましょう。
入浴剤などで、冷えに効くものもたくさん販売されていますね。
この入浴剤のかわりに、家庭にあるもので体を温めることができます。
よく洗って乾燥させたみかんの皮は、「陳皮」という名前で漢方薬としても使われています。
この陳皮を使ったみかん風呂で体を温めましょう。
みかんの皮はよく洗い、1週間以上陰干しをしてカラカラに乾かします。
これをお風呂に浮かべると、皮に含まれている成分が溶けだし、毛細血管を広げて血流をよくしてくれます。
香りもよいので、リラックスして入浴することができます。
緑茶を飲んだあとの茶がらも、入浴剤として使ってみましょう。
緑茶には、免疫力を高めるのに有効なビタミンCや、殺菌作用があるカテキンが豊富に含まれています。
茶がらにもこの成分がたっぷり残っているので、お茶パックに茶がらを入れてお風呂に浮かべましょう。
体の芯からポカポカになりますよ。
足湯をする
足は第二の心臓、とも呼ばれ、いろいろな神経が集中しています。
ここを温めることで、身体全体を温めるのと同時に、リラックス効果やデトックス効果も期待できます。
両足が入るサイズのバケツ、くるぶしまでしっかりと浸かる量のお湯、差し湯用の熱湯を準備します。
やや熱いと思うくらいのお湯(43度くらい)をバケツに入れます。
くるぶしまでしっかりと浸かるように足を入れます。
冷めてきたかな、と思ったら熱いお湯で差し湯をしましょう。
目安としては10分程度。
温まったら最後にぬるま湯を飲みましょう。
しっかり温めたら、靴下などを履いて温かさを逃さないようにしてくださいね。
ほうれん草をゆでたあとの茹で汁があったら、足湯に使ってみましょう。
ほうれん草の茹で汁には、保温効果があるカリウムが溶け出しています。
40度くらいまで冷ました茹で汁を、洗面器などに入れて足湯をすると、さら湯より身体が温まり、保温効果が長持ちします。
水とお湯に交互に入る足湯は、血行を促進させる効果が期待できます。
バケツを2つ用意して、片方には43度くらいのお湯、片方には水を入れます。
まずはお湯に足をひたし、あたたまったら水に足を入れます。
これを何回か繰り返すと、足の血管が刺激されて血流がよくなります。
半身浴をする
ダイエットやデトックスに効果があると言われている半身浴も、冷えには効果的。
ぬるめ(37~40度)のお湯で、腰から下の下半身だけ入浴します。
冬などは浴室が寒く、あたたまるまで時間がかかるので、肩にタオルをはおったり、かけ湯をしながら入りましょう。
時間はだいたい20分が目安。
汗が出てくるので、水分の補給を忘れずに。
梅醤番茶を飲む
風邪のひき始めや体の不調に効果がある梅醤番茶。
体を温めるのにも効果があります。
梅干しは昔ながらの方法で漬けたものを用意しましょう。
番茶はできれば三年番茶と呼ばれる、3年間熟成されたものを使うとより効果がありますが、なければ普通のものでもかまいません。
梅干しを一つ、湯呑にいれて箸などでよくつぶします。
そこにおろししょうがを少々、醤油を大さじ1程度加えて練ったところに、熱々の番茶をそそぎます。
よくかき混ぜながら飲むと、体がポカポカしてきます。
湯たんぽを使う
湯たんぽは、ほどよく体を温めてくれるのであらゆる場面で便利に使えます。
寝る前に布団の中に入れておくと、程よく温まってよく眠れます。
また、寝るときも体に当てておけば快適です。
デスクワークをする時には、足元においておくのも良いですね。
足を温めておくと、体全体がポカポカしてきます。
生理痛が辛い時には、抱えるように下腹部にあてると、おだやかに体を温めることができます。
一つ準備しておくとよいですね。
リラックスして過ごす
イライラしたり、ストレスを溜めると頭に血がのぼって足元が冷えたり、自律神経のバランスが乱れて代謝が落ちてしまいます。
イライラやストレスは冷えの大敵。
体が冷えると交感神経が緊張し、さらにストレスが増して悪循環になってしまいます。
できるだけリラックスして過ごすことも、冷えの対処方法の一つです。
スポーツや趣味など、夢中になれるものを持つのもストレス解消に役立ちます。
いかがでしたか?
できることから取り入れて、冷え対策をしていきましょう。