金沢の旅の拠点に。「OMO5金沢片町」はファミリーにも優しい街ナカホテル

お出かけ

元旦を襲った能登半島地震。
その復旧もまだ始まったばかりですが、同じ北陸地方というだけで各地の観光客が例年に比べてずいぶんと減っているそうです。
3月からはそんな観光地を応援する「北陸応援割」が始まりますが、私たちはちょっぴり先に金沢旅行に行ってきました。
今回は宿泊で使ったホテルをご紹介します。

OMO(おも)は星野リゾートが手掛ける街ナカホテル

今回の旅行は大学生を筆頭に男子3兄弟を連れて5人での家族旅行。
食事は別で色々と食べたいものがあったので、ホテルは素泊まりで考えていました。
以前5人で東京旅行した時にはビジネスホテルを2部屋とったのですが、家族で出かけるのは今回が最後になるかも、という思いから5人で泊まることができるホテルを探していました。
いくつか候補はあったものの、今回選んだのが星野リゾートが手掛ける「OMO5」
一部屋で最大5人まで宿泊ができるのが一番の決め手ではありましたが、そのコンセプトも気に入ってこちらに宿泊することにしました。

OMOの種類は5種類

今回宿泊した金沢のOMOは「OMO5」というカテゴリー。
これ以外に「1」「3」「7」「エアポート」の全部で5種類のカテゴリーがあるそうです。
「OMO1」はミニマルな拠点として手軽に泊まれるカプセルホテル。
「OMO3」は気軽な旅にうれしいベーシックホテル。
私たちが宿泊した「OMO5」は街の魅力とデザインにあふれるブティックホテル。
「OMO7」は都市のランドマーク的なフルサービスホテル。
「エアポート」は空港へのアクセスがいいエアポートホテルだそう。
全国で17か所のOMOがあるそうです。

OMO5金沢片町へのアクセス

OMO5金沢片町はその名の通り金沢市の片町という繁華街のアクセス抜群の場所に建っています。
JR金沢駅からはバスで15分ほど、タクシーでも10分くらいのところにあります。


私たちは今回自家用車でしたので、北陸自動車「金沢森本IC」を下車して約15分ほど。
提携の駐車場が2か所あるのですが、金沢市内にはお昼前に到着したのと近江町市場で食べ歩きを楽しみたかったことから「OVALパーキング」を選択。
もう一つの提携駐車場「カタマチパーキング」は15時からよく11時までが1000円とリーズナブルですが、OVALパーキングは24時間駐車で2000円だったのでこちらのほうが使い勝手が良かったです。
ホテルからも徒歩2分と近めだったこともポイントでした。

部屋の設備とサービス

「OMO」のコンセプトは街ナカホテル。
片町の繁華街から少し入ったところに建っている「OMO5金沢片町」には様々なタイプのお部屋が用意されているのですが、今回利用したのがファミリーやグループでの旅行にぴったりの「OMOハウス」です。
4台のベットにソファーベッドを使うことで最大5人まで宿泊することができるタイプ。

ベッドはツインが2部屋あり、扉を閉めてゆっくり眠ることができます。

手前のソファーをソファーベッドとして利用することで5人宿泊が可能。
我が家は高校生から大学生までの息子が3人なので添い寝というわけにはいかず(笑)。
こちらのソファーベッドもしっかり使いました。
「OMOハウス」ならではの設備が水回り。
簡易キッチンが備えられているのでちょっとした料理ができたりします。

ちなみに調理器具は貸し出し制になっていて、フロントにお願いするかたちになっていました。
今回は全て外食だったので使いませんでしたが、長期の滞在や、小さいお子さん連れだと重宝するかもしれませんね。
もう一つ「OMOハウス」ならではの設備がこちら。

ドラム式洗濯乾燥機です。
OMO5にはコインランドリーも設置されているのですが、部屋の中にこれがあるのはとても便利。
なにしろ5人旅ですから帰ってからの洗濯が憂鬱だったのですが、乾燥までできるなら、と都合2回の洗濯をさせてもらいました。
もちろん洗剤もちゃんと準備されていましたので手ぶらでも大丈夫です。
特にファミリーにはうれしい設備ですよね。

アクティビティが豊富

今回はあれこれと詰め込んだ旅だったのであまりアクティビティは利用できなかったのが残念ですが、OMO5金沢片町ならではのアクティビティも豊富に用意されています。
お散歩ツアーや金沢棒茶の飲み比べ、ワークショップなど多彩なアクティビティがありました。
食事はどうしようかな、どこに遊びに行こうかなというときに便利なGo-KINJO MAP(ご近所マップ)なんていう仕掛けもあって楽しい。

ホテルのスタッフさんもフレンドリーで、ちょっとしたことを気軽に相談できる感じ。
このマップもスタッフさんの手書きが満載なんです。

カフェでの朝食も

こちらのホテルには「OMOカフェ」というカフェがあり、夕方の食事から朝食まで色々なスタイルで利用することができます。

今回は朝食で利用してみました。
食事は全部で5種類。私たちは5人だったのでそれぞれ違うメニューを頼んで全制覇。
なかでも2024年1月から提供が始まった金沢カレートーストは、石川県と言えばカレー、カレーと言えばゴーゴーカレーが監修した目にも楽しい朝食でした。

朝食を頼むとサラダとスープ、ドリンクはセルフサービスで食べ放題です。

おしゃれなドリンクがたくさん。目移りしてしまいます。

ひらひらにスライスされた根菜のサラダがおしゃれ。
この見た目が可愛くて、自宅に帰ってから真似したほどです。

気になる宿泊費は

これだけの設備、コンセプトでさらに星野リゾートが手掛けていることから、宿泊費もさぞ…と思ったのですが、実は案外リーズナブルな価格で宿泊することができました。
私たちは1泊2日、ちょうど土日でしたので料金も高めだったと思いますが、一人当たりでいえば1万円まで届かないくらい。
同時期の別ホテルでも5人一部屋だと一人7~8000円くらいの設定が多かったので思ったより高いわけではありませんでした。
もちろん一般的なビジネスホテルなどに比べたらずいぶんと高額にはなりますが、ちょっぴりこだわった旅行にはピッタリのホテルではないでしょうか。
朝食は別料金でしたが、たくさん用意されたアクティビティも無料で参加できたり、参加費があってもそれほど高い印象ではありませんでした。
次回またどこかに旅行するときに「OMO」があったら優先して探してみたいと思う素敵なホテルでした。

いかがでしたか?
今回利用した「OMOハウス」は特にファミリー利用なら絶対におススメしたいお部屋です。
6歳未満のお子さんと一緒なら大人と同人数まで添い寝が可能ということなので、三世代旅行で利用してみるのも素敵ですね。
またツインで部屋が仕切られているのでグループでの旅行にも便利だと思います。