春になるとたくさんの春の味覚が出てきますね。
なかでも、新鮮なものが味わえるのが旬のこの時期だけ、という
たけのこを、スーパーで見かける時期になりました。
ところでタケノコって、下処理が面倒だと思っていませんか?
こんな、皮つきの状態で売っていると、どうしたらいいかわからない、
なんてことありますよね。
でも、意外に簡単な処理で食べられちゃうんですよ!
まず、スーパーなどで丸ごとのタケノコを購入する場合です。
野菜売り場に陳列されているタケノコの売り場には米ぬかが一緒においてある
ことが多いです。
これを必ずもらってきてください。
もし、米ぬかが売り場に置いていなかったら、街中のコイン精米機に
行ってみてくださいね。
ここで米ぬかを入手することができますよ。
コイン精米機もなかったら…?
お米屋さんに聞いてみてくださいね。きっと譲ってもらえます。
掘りたてのタケノコは泥がついていることが多いので
もちろんよく洗ってくださいね。
私は亀の子たわしの小さいのを野菜用に用意してあるので
それでごしごしこすっちゃって豪快に洗います。
汚れが落ちたら、皮の上のほうを3分の1くらい、斜めに切り落とします。
こんな感じですね。
縦にも少し切れ目を入れておくのが火を通りやすくするコツです。
次に大きめの鍋を用意して、タケノコがすっぽりかぶるくらいの水を入れます。
鍋が小さかったら、思い切って入る大きさに切っちゃっても大丈夫。
そこに米ぬかをドーンと入れちゃいます。
量はあんまりこだわらなくてもOK。
私はだいたい一つかみから二つかみくらい入れます。
そして、もしあったら、鷹の爪を1本入れてくださいね。
これは入れすぎちゃうとタケノコが辛くなっちゃうので注意です。
なければ省略してもぜんぜん構いません。
ここまで準備したら、あとは火にかけるだけ。
そのまま茹でるとタケノコが浮いてきちゃうので、
鍋より一回り小さな蓋を落し蓋にして沈めるとよりグッド。
沸騰したら弱火にして、お湯の量に気を付けながら1時間ほど茹でます。
茹で上がりの目安は、竹串ですっと通る程度、と言われていますが
そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
1時間も茹でたら、たいてい柔らかくなりますからね。
茹で上がったら早速食べたいところですが、ちょっと一休み。
ゆで汁がさめるまでそのまま置いておきましょう。
これがあく抜きのコツ、といえばコツです。
あくは時間が解決してくれます。
時間があれば、そのまま一晩ほおっておくのが一番です。
これで出来上がり!!
保存するときには皮をむいて、水に浸した状態にするのが
もっとも長持ちするようです。
毎日水を変えて、冷蔵庫で保管すれば1週間は持ちます。
皮をむくときには、姫皮とよばれる先っぽの薄皮を残してくださいね。
ここもお味噌汁の具にしたり、梅干しやおかかとあえ物にしたり
美味しく食べることができますよ。
本当にたくさんもらったりしたときには、
食べやすい大きさにカットしてから冷凍保存もできます。
ただし、風味や食感は落ちますから注意です。
私は薄切りや細切りにして、チンジャオロースの具にしたりします。
あんまり大きめに切ると食感に違和感が出るので小さめに。
スーパーで購入するタケノコは米ぬかを使いますが、
もし、「今朝裏山で掘ってきたの!」なんていうタケノコをもらったときは
米ぬかまで必要はありません。
そのまま茹でても、十分美味しくいただけるし、
ちょっぴり心配なら、お米を一つかみ一緒に入れて
同じように茹でてみてくださいね。
タケノコは鮮度がよいのが一番。
ぜひ、早めに茹でて美味しく食べてみてください。
定番の若竹煮や、豚肉との炒め物も美味しいですが
今年の私の一押しはアヒージョです。
市販のアヒージョの素を使えば簡単にできちゃいます。
タケノコと、好きな野菜をたっぷり入れて
魚介類(私はサバの水煮をよく使います)と一緒に煮るだけ。
スキレットを使うとそのまま食卓に出せるので便利です。
お酒のおつまみにも、子供たちにも大好評ですよ。
タケノコは旬が短い食べ物です。
美味しいうちにぜひ楽しんでみてくださいね!