心臓に疾患あり、15歳中学生男子が新型コロナウィルスワクチンを接種した話

子育て

一度は終息に向かったように見えた新型コロナウィルスの流行ですが、オミクロン株の登場でまだまだ予断を許さない状況が続いています。
予防のためのワクチンも3回目の声が聞こえてきましたが、我が家では最後となる三男が昨年末にようやくワクチン接種をしてきました。

三男だけ様子を見ていた理由

我が家のある市町村では、高齢者が2021年の6月ごろからワクチン接種が始まりました。
その後、夫と長男は職域接種でモデルナワクチンを7月に接種、私が8月に市町村に開設された会場でファイザーワクチンを接種、続いて9月には高校3年生の次男も接種を終えました。
小さな町なので、比較的子供たちの順番も早く回ってきており、早い子では夏休み中に接種を終えたという話もちらほら聞こえるくらい。
そんな中、中学3年生の三男だけは接種をせずに様子を見ていました。
その理由が、三男の心臓疾患です。
三男は中学入学時の心臓検診で異常が見つかり、精密検査の結果「不完全右脚ブロック」という疾患があることがわかっています。
(心臓の動きに大きな問題があるわけではないので、治療などはなく経過観察中)

今回のワクチン接種の副反応の一つに心臓への影響がある、と聞いていたので、症例がまだ少ない中学生が接種をするのを少しためらっていたのです。

接種は本人の意思から

心疾患がある人への副反応が多く出るようなら接種は見合わせたい、と考えていた私たちですが、三男の学校では次々と接種を終える友人が出てきました。
自分だけがまだワクチン接種が終わっていないということが気になる、と言い始めた三男。
今年は高校受験も控えており、大事な時期に感染したくない、という本人の意向を尊重し、接種をすることにしました。

インフルエンザワクチンとの間隔

私たちの市町村では、15歳以下の未成年がワクチンを接種するためには集団接種ではなく、小児科など指定された医院での個別接種のみになります。
我が家が長年お世話になっていた小児科が昨年初めに閉院してしまい、以来小児科に縁がなかったこともあり、どこに接種をお願いするかも課題の一つでした。
そうこうしているうちに10月ころになるとインフルエンザの予防接種も始まり、こちらも早めに予約しないと数が限られているという話だったので、11月初めにこちらを先に接種することになりました。
(インフルエンザはかかりつけの耳鼻咽喉科で接種)
ワクチン接種は原則、他のワクチンを接種してから2週間を経過しないと受けられないことになっています。
この時期を待っているうちに、個別接種を行う医院も数が少なくなり、日程も1か月に2度しか機会がなくなってしまいました。

医師の診断が必要?

初めて行く小児科で接種をすることになった三男ですが、持病などがある場合は主治医からの許可が必要とのことでした。

心臓をみていただいている循環器内科に電話をかけ、接種をしてもいいのかどうかの判断を仰ぐことになりました。
こちらは問題なく「接種して大丈夫」との話で、いよいよ12月に接種をすることに。

経過は特に問題なし

1回目の接種後は若干の頭痛があった三男、大事をとって1日学校を欠席しましたがご飯もいつも通りに食べることができて元気に過ごしました。
2回目は冬休みに入ってからの接種となり、年末にかかってしまったのですが、さほど高くない37度後半くらいの熱を半日、割れるような頭痛は1日継続しましたが、接種から2週間がたつ現在、特に副反応などもなく過ごしています。
腕は2回とも痛みが出たようです。

経過観察中の心疾患がある三男ですが、今のところ大きな影響もなくほっと胸をなでおろしています。
また、結果的にはオミクロン株が流行している今、ちょうど効果が最大になったことは幸いだったかもしれません。
まだまだ予断を許さない状況が続きます。
ワクチンを接種しても感染予防はしっかりとしていきたいと思います。