本格的な台風の季節が到来!台風に備えるにはどんな準備が必要?

暮らし

夏が終わるころになると、いよいよ台風の季節がやってきます。
雨や風の大きな被害をもたらす台風に備えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
準備や対策についてまとめてみました。

家の中で準備したいこと・食料

台風がやってくると、家の中から出ることが困難になる事態も予想されます。
そのため、数日間家から出られないことを想定した準備が必要になります。
食料などは、台風だけでなく地震などのことも考えた備蓄品を置いておくのがおすすめ。
災害用に特化した食料品だけでなく、乾物やレトルト食品など、普段から使える食材を少し多めに備えておくと便利です。
また、水害などで水道が使えなくなった時のために、水の備蓄もしておきましょう。
大人一人が1日に使う水の量は3リットルと言われています。
1週間分を備蓄しようとすると、大人一人当たり21リットルが必要、ということになるのですが、災害用に準備するのであれば最低3日分は確保しましょう。

大人2人、子供2人の4人家族であれば、水は最低でも36リットル用意します。
2リットル入りのペットボトルなら18本ということになります。
子供は大人よりも水分をこまめに摂取させる必要があるので、大人と同じ量を目安にしましょう。
米やパンなどの主食は、普段から食べているものを少し多めに準備しておきます。
3日間、家から出られないことを想定し、また停電やガスの不通などにも対応できるよう、火を通さなくても食べられるものを準備しておきましょう。
レトルトのおかゆや、パックのごはんなども災害時に役立ちます。

家の中で準備したいこと・停電などに備えて

災害時には電気やガスなどのライフラインが止まってしまった場合に備える必要があります。
懐中電灯や電池式のラジオなどのほかにも以下のようなものを準備しておくと安心です。

・乾電池の予備(懐中電灯やラジオ用)
・手回しで使える携帯ラジオや懐中電灯
・携帯電話の予備バッテリー
・ティッシュペーパーやトイレットペーパー
・常備薬や市販の薬
・救急用のセット(ばんそうこうや包帯など)
・カセット式ガスコンロとカセットボンベ

アウトドアが趣味のご家庭なら、ランタンやガスバーナーなど、段キャンプで使っているものを持ち出ししやすくしておくのも一つの手です。
我が家でもガスバーナーなどはいつでも取り出せるところに常備しています。
ただし、室内でガスを使う場合には換気に十分気を付けましょう

家の外の準備

台風で強い風が吹くと、いろいろなものが飛ばされたりして被害が大きくなることがあります。
まず、自宅の周りのもので、倒れたり飛ばされたりしそうなものがないかどうかを確認します。
できるだけ固定したり、室内や車庫などの安全なところに避難させましょう。
ベランダなどでは、普段洗濯物を干したりするために洗濯ばさみやハンガーなどを出したままにしている家庭もありますよね。
こういったものも飛ばされていくと大変危険なので片づけます。
植木なども一か所にまとめ、風の影響を受けにくくする工夫をしましょう。
窓ガラスに飛ばされてきたものが当たって割れたりすると、けがをしたりする危険もあります。
ガラス用の飛散防止フィルムが市販されているので、こういったもので窓を補強しておくと安心です。
また、雨戸がある場合は、がたつきや壊れたところがないかどうか事前に確認しておきましょう。

避難するときに気を付けたいこと

避難情報などが出た場合には、家にとどまらず避難することも大切です。
気を付けたいのは、雨風が最も強くなってから避難したのでは遅い、ということです。
あらかじめ台風の進路を確認し、また自治体からの避難情報をこまめにチェックしましょう。
特に小さな子供やお年寄りがいる家庭では、避難準備情報が出たら、いつでも速やかに避難ができる状態にすることが大切です。
また、夜暗くなってからの移動はとても危険。
避難するときにはなるべく明るいうちに移動します。
持ち物は、最低限でも次のようなものを準備します。
・飲料水
・数日分の食料(前述したようなもの)
・トイレットペーパーや除菌ウエットティッシュ
・歯ブラシなどの清潔用品
・常備薬や救急セット
・懐中電灯や携帯用ラジオ
・毛布やブランケット、タオル
・予備の着替え
・雨具やレインコート
・携帯電話やスマートフォン、予備のバッテリー

これに加えて、子供がいる場合には子供用の持ち物が必要になります。
・おむつ
・おしりふき
・ビニール袋
・ミルクや哺乳瓶、マグなど
・離乳の時期なら離乳食や、子供用のおやつ
・できれば遊びなれたおもちゃなど

大きな被害が出そうなときには、あらかじめ持ち物を準備しておきましょう。

なるべくリュックなどに詰めておき、徒歩で避難する場合には着替えなど濡れて困るものはビニール袋にいれておきましょう。

いかがでしたか?
台風は来てから準備するのでは遅いので、早め早めの準備で備えましょう。

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