子育てはゴールがなかなか見えず、子供に対してイライラしてしまうこともたくさんありますよね。
叱っているつもりだったけど気がついたら怒鳴ってしまった…そんなときの対処方法について私なりにまとめてみました。
子育てはイライラするもの
子供が赤ちゃんのうちは、意思疎通がうまくいかず、思ったとおりにできなくてイライラします。
やっとしゃべれるようになると、ちょうど最初のイヤイヤ期がやってきて、何を言っても何をしてもイヤイヤばかりでイライラしてしまいます。
大きくなってくれば、親の思っているとおりに動いてくれなくなります。
支度が遅い、おもちゃを片付けてくれない、大きくなってくれば宿題をやってくれない、ゲームをやめてくれない…
挙げていけばキリがありません。
私の子どもたちも、現在高校生が二人、中学生が一人と大きくなりましたが、イライラする要素はどこにでも落ちているものです。
子育ては、どんなに大きな心で向かい合ってもイライラするもの。
そう思っていくのが正解のようです。
怒鳴ってしまったのはなぜか?
子供が思う通りに動いてくれなかったり、してはいけないことをしたりすると私達は注意をして叱らなければならないときがあります。
でもいろいろな要因が重なると、ゆっくり噛みしめるように言い聞かせて、なんていう育児のセオリーから外れてしまうこともしばしばです。
そんなときにはつい言葉を荒げてしまうこともありますよね。
イライラとした気持ちがたまってしまった時、怒ってしまいそうなときには6秒我慢しましょう、とよく言われます。
6秒間で怒りを鎮めてコントロールする、というアンガーマネジメントと言われる手法です。
でも本当に怒りが頂点に達したときには、6秒では収まらないこともあります。
私の場合、つい怒鳴ってしまったときの理由は自分に余裕がないことがほとんどです。
余裕がないので、6秒待ったとしても怒りがおさまらないのです。
怒鳴ってしまったことはもう戻らないので、あとでなぜあの時に怒鳴ってしまったのか?ということを振り返ってみることも大切かもしれません。
怒鳴ったあとのフォローを忘れない
どんな年齢になった子供でも、親に怒鳴られることはショックだし嫌なことです。
怒鳴ってしまったあとは、自分の怒りを鎮めて、仲直りしたあとにフォローするのを忘れないようにしよう、と心がけています。
「さっきは大きな声で怒ってゴメンね」
「あのときはこういった理由で起こったんだよ」
「あなたのことを嫌いになって怒ったわけじゃないよ」
自分の心を静かにすると、怒鳴ってしまったことに対する後悔も出てきます。
そういったものを素直に子供に打ち明けるのも良いと思うのです。
アンガーマネジメントを学ぶ
イライラしない子育て、というのは現実的に非常に難しいことだと思います。
イライラしないようにしよう、と考えるのではなく、イライラした時の自分をコントロールできるようにする、と考えていくのはどうでしょうか?
「アンガーマネジメント」はこういった怒りをコントロールする方法として最近知られてきています。
人間の怒りの感情のピークは6秒程度と言われているそうです。
この6秒をコントロールできれば、怒鳴るなどの行動を抑えることができるのだそうです。
怒りが抑えられなくなりそうな時、怒りのスイッチをイメージして一旦それを切ってしまいます。
そして、6秒間、思考を停止させるのだそうです。
頭の中では、秒数を「1.2.3…」と数えることに集中します。
これだけで激しい怒りをコントロールすることができると言われています。
怒りの感情を一瞬切ってしまうことが大切なので、数えるだけでうまくいかないのであれば、手をグーパーさせる、などの動作を同時に取り入れるのも効果的なのだとか。
このアンガーマネジメントは子育てだけでなく、社会生活をしていく上でも役に立つのでぜひ取り入れていきたいものです。
いかがでしたか?
私自身、まだアンガーマネジメントはうまくいかないことが多く、子どもたちに怒鳴り散らすことも度々あります。
子育てとイライラは切っても切れないものです。
怒鳴ってしまったときにはフォローを、怒鳴る前には自分をコントロールするクセをつけるなど、気をつけていきたいと思っています。
子育てのゴールはなかなか見えませんが、大変な時期についてはこちらの記事も参考にどうぞ。