いよいよ身近に新型コロナウィルスの影響が…その時どうしたらよいのかを考える

暮らし

毎日ニュースやネットなどで、新型コロナウィルスについての話題が報道されています。
感染者についても、都道府県、あるいは市町村単位で人数が発表されています。
私の住む地域でも、かなり身近に感染者の情報が出始めています。
身近に感染のニュースが流れた時、私たちはどうしていったらよいのでしょうか?

ネットの情報に振り回されない

先週、熊本県などで「トイレットペーパーの在庫がなくなる」というデマが流れ、軒並みトイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れる、というニュースが流れました。
在庫がなくなる、というのは全くのデマで、流通には問題がない、というニュースも流れました。
しかしその翌日、たまたまドラッグストアを訪れた友人から、「トイレットペーパーが棚から消えている」というLINEが来たのです。
私もちょうどペーパー類の在庫が切れそうだったため、別のドラッグストアに買いに行ったのですが、確かにいつもより棚の在庫が少なくなっていました。
夕方には別の友人から、「たくさんのトイレットペーパーをかかえてレジに並んでいる人がいる」という情報が。
数日後、別の用事でドラッグストアを訪れると、見事に棚は空っぽになり、店頭には「トイレットペーパー類の本日の入荷はありません」という張り紙がされていました。

ペーパー類はなくならない、とわかっているのに、ニュースを見て心配になった人たちが買いだめをしたのではないかと思われます。
マスクとは違い、こちらの製造は通常通り行われているそうなので、数日後にはこの不足は解消されると思いますが、やはりいろいろな情報に振り回されているようです。
また、スーパーなどでは米やパスタ、レトルト食品や乾物などが品薄になっています。
これも「何かあったときの備蓄として」と、みんなが買いまわっている結果と言えます。
このように私たちはどうしてもネットやテレビなどの情報に振り回されてしまうのです。

冷静になって必要かを考える

確かに、自宅にトイレットペーパーがなくなったら困ります。
これ以上感染が増え、外出がままならなくなったとしたら、在庫も必要になるかもしれません。
米やパスタ、レトルト食品も、いざというときの備えとして必要になることもあると思います。
しかし、必要以上に買いまわる必要があるのか、と立ち止まってみるのも必要なのではないかと思うのです。
災害時に備えて食料を備蓄する場合、家族で1週間分食べられる量を、と言われます。
今回の新型コロナウィルス流行に対しては、今のところ外出禁止などの措置は取られていませんが、買い出しなどに出られなくなった場合を想定して、やはり数日分の食料はあったほうがよいかもしれません。
同じように、日用品も数日分は在庫があったほうが安全ですよね。
でも必要以上に備えなければならないのか、と言われたら、現時点ではまだその段階ではないのかもしれません。
冷静になって情報をより分けていく必要がありそうです。

予防はしっかり、恐れすぎず

マスクに関しても、着用することで自分が感染源にならないことはできるようですが、感染の予防にはさほど効果がない、という報道がされています。
いま、大切にするべきなのは自分でできる予防をすること、そして必要以上に恐れすぎないことなのではないでしょうか。
手洗いは最大の予防策と言われています。
外出したら必ずしっかりと手洗いをし、うがいもします。
咳やくしゃみが出るときには、咳エチケットを忘れないようにします。

マスクがない場合は、手で口を覆うのではなく、ハンカチ、肘や袖などの洋服でおさえます。
手は飛沫がつくと色々なところにウィルスや菌をばらまいてしまうことになります。
まず個人ではこれを徹底するのが大切だと思います。
また、必要以上に病気を恐れて、軽症でも病院に行ったりするとかえって感染のリスクが増えます。
厚生労働省が発表している「新型コロナウィルス基本方針」をしっかり踏まえ、疑わしいときにはきちんとした手順を踏むことも大切です。

見えないウイルスは誰でも心配になりますよね。
いつ自分がり患してもおかしくない状態になってきました。
しっかりと情報を見極めて対応することが大切ですね。