JRの通学定期って払い戻しができるの?必要な手続きと持って行くものとは?

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JRの通学定期は、1か月より3か月、それよりさらに6か月で購入すると割引率が高くなります。
比較的長い期間で購入していると、最後の1か月くらいは何も使わないで終わってしまうことがあったりしませんか?
今年(2020年)の春先のように、急な休校で学校に通わなくなったり、高校3年生は3学期の後半が自由登校や特編授業などになって電車を利用しなくなることも多くなると思います。
せっかく買った定期券、使わないなら払い戻しをしたいですよね。
どうやったら払い戻しができるのか、条件や手続きなどをまとめました。

JR定期券の払い戻しは原則1か月以上残っている場合

払い戻しの条件として、JR東日本では「未使用期間が1か月以上残っている場合」と決まっているようです。

つまり、3か月定期や6か月定期を購入し、最後の1か月分が未使用である場合です。
1か月定期を購入して、最後の10日間は使わないからといっても払い戻しはできません。

払い戻しはいくら戻ってくるのか?

実際に払い戻しをするといくら戻ってくるのでしょうか?
例えば6か月定期で残りが1か月ある場合、まず3か月定期分の金額を引きます。
次に1か月定期×2か月分で計算した金額を引き、残った金額が払い戻しになります。
払い戻しするときには払い戻し手数料がかかりますので、その分が差し引きされることになります。

払い戻しに必要な手続き

JRの窓口で手続きをすることになるので、営業時間には気をつけましょう。
チャージや切符販売の機械では払い戻しはできません。
通学定期を払い戻す場合には、必ず「学生証」が必要になります。
当然ですが定期券のSuicaも必要です。
これをもって窓口で払い戻しの手続きをすると写真のような紙を渡されます。

ここに必要事項を記入して、学生証とともにSuicaを出すと払い戻しができます。

クレジットカードで定期を購入している場合

ひとつ注意したいのが、定期券を購入した時にクレジットカードで決済していた場合です。
この場合、払い戻しにはクレジットカードが必要になるそうです。
クレジットカードで購入していた場合、払い戻しは現金ではなくクレジットカードのほうに返金されます。
購入時のクレジットカードを忘れずに持って行きましょう。

新型コロナウイルスによる休校や登校禁止の場合

今回、長男の定期券を払い戻ししてきました。
長男は4月10日までの定期券を持っていたのですが、3月中は学校に一度もいっておらず、卒業式も終わったのでこのタイミングで払い戻しをしました。
窓口では、新型コロナウイルスの影響で休校や登校禁止になっている学校の事情から、長男の通う高校がいつから登校禁止措置を取っているのかというのを確認されました。
原則として登校ができなくなった日にちをもとにして払い戻しをしてくれる、ということだそうです。
また、この払い戻しの手続きは、本来なら1か月以上未使用期間を残した日付のうちにしなければなりませんが、窓口の混雑や今回の感染状況などを踏まえ、後日でも対応してくれるとのことです。
おおむね2月下旬から3月上旬まで登校していてその後登校禁止になった場合、翌日以降定期券を使用していなければ払い戻しできるようですので窓口で確認してみてください。

いかがでしたか?
通学定期券の払い戻しには必ず学生証などが必要になりますので持参して行きましょう。