スッキリ爽やかな夏のしそジュース!美味しいだけじゃない効果と簡単な作り方

料理

梅干しのシーズンになると出てくる、赤紫蘇。
毎年6月から8月頃までがシーズンのしそを使って、爽やかな夏のドリンク「しそジュース」をご存知ですか?
目にも鮮やかなピンクのしそジュースについて紹介したいと思います。

しそジュースとは

しそジュースとは、梅干用によく使われる赤じそを使って煮出したエキスに酢や砂糖などを加えて作ったものです。
濃い目に作り、氷や水、ソーダなどで割って飲むとしその爽やかな香りと味を楽しむことができます。
しそには疲労回復効果や食欲増進作用があるので、暑い夏のだるさや、夏バテによる食欲不振にもぴったりな飲み物です。
しその香り成分であるペリルアルデヒドが嗅覚を刺激します。
それによって、胃腸の分泌が促進されることで食欲が増進する効能があるのだそうです。
また、香り成分のリモネンにはセロトニンを分泌させる作用があります。
このセロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれるもので、これが分泌されることでストレスの解消に役立ちます。

花粉症にも効く?

しそジュースは花粉症やアレルギー症状にも効く、と言われています。
しそに含まれるαリノレン酸という成分が、体内に取り込まれると一部がイコサペンタエン酸(EPA)に変化をします。
これらの脂肪酸は人の体内では作られないため、食物から摂取するしかありません。
このEPAが、近年ではアレルギー症状を改善する、と話題になっているのです。
アレルギーを引き起こす物質を抑制する働きがあるのだそうです。
またこのEPAは、がんの発生を抑制したり、高血圧を予防する働きもある、と注目されています。

シミの予防、血行の改善にも

さらにしそに含まれるβカロテンは、抗酸化作用があるので、アンチエイジングにぴったり。
EPAの働きで、紫外線による肌の炎症を抑制したり、メラニンの生成を抑制するビタミンCもふくまれています。

しそには血液をサラサラにする効果があります。
血行がよくなることで、貧血、冷え性などの改善にも効果が期待できます。
新陳代謝もあがるので、免疫力が高まることで健康を維持することができますね。

しそジュースの作り方

用意するものは、赤じその葉、水、酢、砂糖です。
作りやすい分量としては
赤じその葉300グラムに対して、水1.5リットル程度、酢1カップ、てんさい糖500グラム程度です。
我が家ではあまり上白糖を使わないのでてんさい糖を使っていますが、なければ上白糖、またははちみつなどを入れても良いと思います。
甘さは少し甘すぎると感じるくらいがしその香りがよく立つのでお好みで調節してみてください。

赤じそは葉をつんで、よく洗ってザルにあげます。

ホーローなどの酸に強い鍋に水を入れて沸騰させたところに、よく洗った赤じそを入れます。

10分程度煮出して、しその香りが出てきたら、箸などでしそを引き上げ、砂糖、酢を加えてよく溶かします。
このとき若干煮詰めると日持ちがしやすくなります

こして瓶に入れたら出来上がりです。
保存は基本的には冷蔵庫で。
半年くらいは楽しめます。

飲むときには氷を浮かべ、お好みで水やソーダで割ってください。
酢の代わりにクエン酸や、リンゴ酢などを使っても作れます。酸味はお好みで調節してくださいね。

我が家では、暑いときの飲み物として、子供たちにも人気です。
また、お酒が好きなら、焼酎の割材としても使えます。
ちなみに、赤じそではなく、青じそでも同じように作ることができます

いかがでしたか?
しそにはたくさんの効能があることがわかりました。
薬味で食べる、梅干しに入れるだけではもったいないですね。
しそは自家栽培も簡単にできるので、たくさん栽培して、薬味だけでなくジュースにして楽しんでみてください。