和室の畳をきれいに保ちたい!掃除と手入れのコツ

家事

フローリングやカーペットの部屋が多くなっている最近ですが、やはり畳の部屋があると落ち着くものですよね。
畳は、どうしても年数が経つことで、弾力性がなくなったり、ツヤがなくなったりしてきます。
でも、ちょっぴり手をかけて手入れをしてあげることで、きれいを保つことができるんです。
そんな手入れのコツをまとめてみました。

畳の掃除の仕方

もっとも簡単な掃除の仕方は、掃除機を使うことですよね。
掃除機も、なんとなくかけるのではなく、コツがあるんです。
まず、必ず畳の目に沿って掃除機をかけましょう

そして、1畳あたり40~60秒を目安にゆっくりとかけます。
これでアレルゲンの減少が期待できますよ。

昔ながらのほうきを使うときには、茶がらを使いましょう。
茶がらを畳全体にまき、目に沿ってほうきをかけます

これで細い目に入ったホコリも取ることができます。
また、茶がらには抗菌作用があるので畳がきれいになり、匂いも吸着してくれます。
少しだけ湿った茶がらを使うのがコツ。
カラカラに乾いた茶がらだと、ゴミがとれにくく、水分が多すぎると畳が変色してしまうので注意してくださいね。

拭き掃除をする時の注意点

畳を拭き掃除するときに、つい濡れた雑巾をつかってしまいがちですよね。
でもちょっと待って。
濡れ雑巾で拭いてしまうと、実は畳のツヤがなくなってしまうんです。
拭き掃除をするときには、固く絞った雑巾を使うか、乾いた雑巾で乾拭きしましょう。

においと汚れにみかんの皮を使う

みかんの皮には、汚れを落とし、においを取る成分が含まれています。
乾燥させたみかんの皮を煮出して、手作りのみかんの皮洗剤を作ってみてはいかが?

乾燥させた皮4個分を適当な大きさにちぎり、鍋に水を400ml入れたら15分間煮出すだけ。
この煮汁を冷めたら濾して、スプレー容器に入れて使います。
汚れに吹き付けてさっと拭いてあげると、きれいになります。
さらに艶出しにも効果があります。
拭いたあとは、乾いた布で乾拭きしてくださいね。

畳の黄ばみを防ぐ

畳はいつの間にか黄ばんでしまうもの。
黄ばみが気になってきたら、酢を数滴入れた熱湯に雑巾をつけて、固く絞ってから畳を拭きましょう。

酢の漂白効果で、日焼けによる黄ばみを予防することができます。
酢には殺菌効果もあるので、畳がさっぱりします。
お湯が熱いので、ゴム手袋をしてくださいね。
畳を拭くときには必ず目に沿って

畳にカビが生えたときには

うっかり畳にカビが生えてしまったときには、すぐに手当をしてあげましょう。
まず、畳の目に沿って古歯ブラシでこすり、カビを取り除きます。
その後、消毒用アルコールか木酢液を乾いた布にしみこませ、カビが生えた部分とその周辺をしっかりと拭きます
このとき、絶対に濡れた雑巾を使わないようにしましょう。
濡れたまま放置すると、湿気でまたカビが発生しやすくなってしまいます。
カビ防止のためには、天気の良い日には窓を開けて風を通してあげたり、湿気が多い季節には除湿をしてあげると良いですね。
できれば、年に1~2回くらいは、畳を上げて日に当てるようにするといいでしょう。

畳に焼け焦げを作ってしまったら

タバコの火などを落として、畳に焼け焦げができてしまったら、それ以上ほつれてしまわないように処理をします。
穴が小さいときには、セロハンテープをつかってほつれないように補強します。
表面だけが焦げてしまったときにはスチールウールを使います。
布にスチールウールを取り、力を入れずにていねいにこすります
その後、接着剤などで補強しておきましょう。
薄い焼け焦げなら、オキシドールを布に含ませてこすれば、色が落ちてきれいになります。

畳はきれいに使うと、芯になる畳床は50年持つ、と言われているそうです。
普段からきちんとした手入れをして、長持ちさせたいですね。