うっかりついてしまった衣服のシミをきれいに取るしみ抜きのコツ

家事

うっかりつけてしまった、食事や飲み物などのシミ。
そのまま洗濯だけしてもきれいに落ちませんよね。
シミはそれぞれの性質に合わせてしみ抜きをするのが一番。
今回はそんなしみ抜きのコツを集めてみました。

食べこぼしやしょうゆのシミ

トマトソースやカレー、しょうゆなどのシミが付いてしまった時には、食器用の中性洗剤を使いましょう。
中性洗剤はぬるま湯で溶かしておきます。
シミのついた衣服の裏側にタオルをあて、シミにぬるま湯で溶かした中性洗剤の液を染み込ませます。
これを別の布で上からポンポンと叩く要領で汚れを叩き出します。
このときに絶対にこすらないように注意しましょう。
こすってしまうと、汚れがかえって広がってしまいます。
それでもシミが残ってしまう時には、少し濃い目に洗剤を溶かした液をかけましょう。
これできれいにシミが取れたら、いつもどおりに洗濯をします。

血液の汚れには

血液汚れにはセスキ炭酸ソーダがよく効きます。
小さな汚れなら、セスキ炭酸ソーダをふりかけて水で揉み洗いします。
血液は50~60度くらいから凝固が始まるので、できれば水で洗うのが一番ですが、お湯を使う時には温度に気をつけましょう。
広範囲にわたる血液汚れには、セスキのつけ置きが効きます。

水500mlに対して、セスキ炭酸ソーダを小さじ1程度溶かします。
ここにつけ置きをするだけ。
一晩ほど置いておけば、こすらなくても血液汚れが分解されてきれいに落ちます。
布ナプキンなどの血液汚れにもおすすめです。

コーヒーや紅茶のシミに

コーヒーや紅茶のシミには、食べこぼしと同じように中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使ってしみ抜きをすることができますが、炭酸水を使う方法もあります。

しみ抜きのしかたは同じ。
タオルをシミの裏に当て、上から無色で無糖の炭酸水をふりかけます。
別の布で上からトントンと叩くだけで、炭酸水の二酸化炭素が汚れを浮かせてシミを抜くことができます。
外出先などでの応急処置にもおすすめです。

墨汁の汚れに

墨汁はシミの中でも最も落ちにくいものです。
なるべく早めの手当てをするのが一番。
ご飯粒を潰すようにして、墨汁汚れにこすりつけましょう。

ご飯のでんぷんに墨汁の汚れがうつるので、シミがなくなるまで繰り返します。
でんぷんのりがあれば、たっぷり塗って指でもみだすようにすれば墨が浮き上がります。
どちらも水ですすいだら、さらに普通に洗濯をしましょう。

泥汚れに

そのまま洗濯機で洗うだけではなかなか落ちない泥汚れ。
泥汚れにはウタマロ石鹸などの固形石鹸を用意します。

乾いた状態で、まず泥を大まかにはらって落とします。
汚れた部分と石鹸をぬるま湯につけて、泥汚れが白っぽくなるくらいまで石鹸をこすりつけます。
両面から石鹸をたっぷりこすりつけたら、洗面器などに水をため、その中で揉み洗いをします。
これを何度か繰り返すと、泥汚れもスッキリきれいになります。
最後は普通に洗濯をしましょう。

外出先での応急処置

シミは時間が経てば経つほど落ちにくくなります
外出先でうっかりつけてしまったシミにはすぐ応急処置をしましょう。
まず、ティッシュペーパーに水を含ませます。
シミの裏側からハンカチやタオルをあて、濡らしたティッシュペーパーでシミを湿らせます。
乾いたティッシュペーパーや別のハンカチなどで上からポンポンとたたいて、下の布に汚れを移すような感じでしみ抜きをしましょう。
このとき、絶対にこすらないこと。
こすると布をいためるだけでなく、かえってシミを染み込ませてしまうことになります。
最後に乾いたティッシュペーパーで水分を拭き取ったら応急処置の完了です。

いかがでしたか?
どのシミも早めの手当てが有効です。
あわてずに少ない手間ですっきり落としてしまいましょう。