我が家には高校2年生を筆頭に、中学3年生、小学6年生の3人の男の子がいます。
昔から、ゲームというゲームには全て手を出し、その数も全て3セットと、切っても切れない状態です。
しかし、一番上の子が小学生だった頃と、今ではたった5年ほどの差ではありますが、インターネットの普及でゲームとの関わり方が大きく変わってきています。
Nintendo 3DSが全盛だった頃
長男が小学生だった頃、ちょうどゲーム機といえばNintendo 3DSが全盛の時期でした。
一人一台の3DSを持ち、同じソフトを3本用意する、という当時はとても不経済な状態。
それでも、面と向かって3台で通信ができるので、例えば「大乱闘スマッシュブラザーズ」や、「どうぶつの森」などのソフトで兄弟同士、または遊びに来た友達と一緒に遊ぶことができました。
当時から、インターネットを繋いで一緒にプレイする、ということはできたのですが、話をしながらというのはできなかったので、基本的には誰かの家に集まって通信する、というのが中心でした。
据え置き機はWiiからWiiUへ
携帯機である3DS以外にも、我が家には据え置き機のWiiがありました。
こちらも基本的にはインターネットとの接続があり、友達と一緒にプレイすることは可能でした。
しかし、我が家の子供たちがやっていたソフト(マリオや大乱闘など)は、ネットを通じて友達とプレイはできても、チャット(おしゃべり)をしながらのプレイはできませんでした。
その後、WiiはWiiUになり、WiiUでは主に「スプラトゥーン」が我が家では人気。
でもこちらもチャット機能はなく、こちらでいくら喋っていても、相手には聞こえないという状態でした。
据え置き機はPS4へ
長男が大きくなり、段々とプレイするソフトの内容が変わってきました。
そして、子供っぽいWiiUから、据え置き機はPlayStation4になりました。
プレイするゲームも、マリオや大乱闘といったゲームから、一人称視点のシューティングゲーム(FPS)に変わっていきます。
シューティングゲームでは、一人でプレイするというよりは、とあるサーバーに何人かが集まり、チームに別れて競う、というタイプになり、このあたりからチャット機能がついているものに変わりました。
チームを組んでいる相手と一緒にしゃべりながらプレイをします。
ゲームを介してチャットをすることもあれば、この頃から持ち始めたスマートフォンのアプリで特定の相手と会話しながらプレイすることもある、といった感じです。
小学生にもチャットの風が…
PS4は比較的大人向けのソフトが多く、小学生の三男には早すぎる、ということで、ほとんど使わせてもらえない状態でした。
そんな中、発売されたのがNintendo Switchです。
据え置き機としても、また携帯機としても使えるSwitchは、あっという間に友達の中で流行り始めました。
最初のうちはマリオやスプラトゥーンなどで楽しんでいた三男ですが、「フォートナイト」という配信ゲームが出始めた頃から風向きが変わってきます。
これはSwitchだけでなく、あらゆる端末でプレイできるソフトだそうですが、最初の配信は無料、アイテムなどの課金をすることで自分好みのプレイをすることができる一人称視点のシューティングです。
このゲームにはチャット機能があり、友達の家に行かなくても、自宅にいて友達と喋りながらプレイすることができます。
これが出始めてから、一気に我が家のゲームプレイスタイルが変わりました。
顔を合わせずにゲームをすると
家にいながらにして、友達とチャットを楽しんでプレイできる「フォートナイト」。
頭にヘッドセットマイクをつけ、一人で画面に向かって喋りながらプレイをするのですが、相手の顔が見えないままプレイする、というのは少し危ない面も見受けられます。
まず、シューティング、というゲームの性質から、「やっちまえ」とか「そこ、キル(倒すという意味)しろ!」とか、まあ乱暴な言葉が行き交います。
相手の顔が見えないので、だんだん言葉がエスカレートしていくこともしばしば。
聞いていてびっくりするような言葉遣いもしてしまうので、プレイを止めさせて注意するのも1度や2度ではありません。
これで友達関係がおかしくなったりしないものだろうか、と心配になります。
見知らぬ人とのつながり
Switchをプレイしている三男は、まだ自分の友達とプレイするのが中心で、知らない人とやりとりをしたりする、というのはないようです。
しかし、PS4などでプレイをする長男や次男は、ゲーム内で知り合ったり、ツイッターやYouTubeで知り合った人と一緒にプレイすることもあるのだそうです。
ここで怖いのは、個人情報の流出などですよね。
プレイする時にはチャットもするようなので、個人情報を言わないように、あくまでも匿名で、というのは徹底するようにさせています。
ただ、ネットに対する姿勢や気持ちは、私たち大人と子供たちではハードルがずいぶん違うように感じます。
私がFacebookやTwitter、Instagramを使うときよりも、もっと気軽にネットを使っている印象です。
もちろん、ネットエチケットなどは理解させているつもりではありますが、子供たちの友人の中には大丈夫かな、と思うようなネットの使い方をしている子もいるのだそうです。
ネット時代と子供たち
親が子供にゲームを買い与えるとき、今は全てネットに繋がっている、ということを理解していなければならないと思います。
このゲームはネットとどのように繋がるのか、チャット機能はあるのか、そういったことをきちんとわかった上で使わせてもいいのかどうかを判断しなければいけないですよね。
スマートフォンやタブレットを与える時には、フィルターをかけたり、使い方についてしっかりと確認すると思います。
でも、ゲーム機だと、そういう説明なく渡してしまうことも多いのではないでしょうか?
思ったよりも、小さな子供が使えるゲーム機で、簡単にネットに繋がることができてしまうのが最近の機械です。
買う時には、必ずネットについての確認が必要になってくると思います。
いかがでしたか?
小さい子供でも使えるゲーム機ですが、簡単にネットに繋がることをしっかりと親が確認してから与えることは大切だと思います。
また、チャットでの言葉遣い、ネットのエチケットなど、関わり方を必ず話し合うのも大事なことですね。
楽しいはずのゲームでトラブルにならないよう、親もしっかり見守っていきましょう。
勉強とゲームの付き合い方についてはこちらも是非参考にしてみてください。