水いぼという皮膚の病気は幼児期から学童期まで広くみられるものです。
人によっては全く自覚症状がなかったり、かゆみがあったりするものですが、日常生活で気をつけることはあるのでしょうか?
今回はそんな水いぼについてまとめてみます。
水いぼってどんな病気?
水いぼは皮膚に白っぽく光るいぼができる病気です。
伝染性軟属腫ウィルスによって接触感染するもので、よく見ると中に白い芯があるやわらかいイボが見られます。
皮膚がやわらかい脇の下や、おしり、顔や腕など全身に現れます。
イボはかゆみや痛みを伴わないものが多く、自覚症状がないまま全身に広がることがあります。
肌の弱い子供では、かゆみを伴う発疹が出ることもあるのだそうです。
10歳以下の幼児や子供によく見られる皮膚症状です。
水いぼってうつるの?
水いぼをつぶすと、中から白いかたまりが出てきます。
これに触ると、接触感染するので人にうつります。
プールなどでビート板や浮き輪などを共有することで感染することが多いようです。
集団生活の中では、遊びなどで肌を寄せ合ったりすると感染しやすくなります。
水いぼの治療
水いぼはそのまま治療を行わなくても、約90%程度が1年以内に自然治癒する、と言われているそうです。
水いぼの治療といえば、ピンセットで患部をつまみ取る、という方法が主流ですが、この治療には大変な痛みが伴います。
いぼが少ないうちはこのような治療で治癒することも多いのでしょうが、数が増えてくるとかなりの負担になります。
こういった治療をするのであれば、数が少なく早いうちに始めるのがよいでしょう。
液体窒素を使って凍結させて除去したりする方法もありますが、これも数が大きくなると治療だけで大変な時間がかかります。
これ以外には、漢方薬であるヨクイニンを服用したり、ヨクイニンを多く含むはと麦茶を飲用したりなどがあります。
我が家の次男が水いぼになったときには、数が少ないうちは液体窒素で除去してもらっていたのですが、だんだん数が増えてきたので治療をやめ、その後はヨクイニンの服用やはと麦茶を飲んだりして1年ほどかかって治癒した経験があります。
プールには入れるの?
水いぼは、とびひと同じように学校感染症の第三種、その他の感染症に指定されています。
しかし、プールに関してはとびひとは違い、基本的には入ってもよい、とされています。
ただし、前述したようにビート板や浮き輪などを介して感染することが多いので、できるだけこういったものを使用しない、共有しない、ということを注意するように、ということだそうです。
いかがでしたか?
水いぼは小さい子供によく見られる皮膚症状です。
見た目はあまりよくありませんが、自然と治癒することも多い病気ですのであまり心配せずに見守っていきましょう。
子供のとびひについてはこちらの記事をどうぞ。