運動会や遠足などでおにぎりを握る機会も多くなる季節です。
 でも、熱いままラップで包んでしまうと、中に水滴ができて傷まないかどうか心配ですよね。
 おにぎりはやっぱり冷ましてから持参するのが一番ですが、うっかりすると表面が乾燥してしまうことも。
 これを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?
 また、衛生的に握ったり持ち歩くためのコツも合わせてまとめました。
おにぎりの乾燥を防ぐには
おにぎりはそのまま置いておくとご飯粒が乾燥して固くなってしまいますよね。
 でも、持ち歩くなら熱いままラップに包むのはちょっと危険。
 握ったおにぎりには、濡らして固く絞ったキッチンペーパーや布巾などをかぶせておきましょう。

適度な湿気があり、冷ます間に乾燥するのを防いでくれます。
 お皿の上におにぎりを置くと、冷ましている間におにぎりの下に水滴がついてしまうことも。
木製のまな板があれば、軽く濡らして水気をとったまな板の上に置くと水滴防止になります。
おにぎりは直接手で握らない
おにぎりの大敵は雑菌です。
 手には様々な雑菌がついています。
 これをつけないためには、ラップや調理用手袋を使って握るのが一番です。
 ラップにひとつ分のご飯を広げ、真ん中に具を入れます。
 これを包み込むようにそっと握ればおにぎりの完成です。
 塩むすびのときには、ラップにあらかじめ塩を振っておきます。
 また、ごはんそのものに塩を少々混ぜて握るのもおすすめです。

握ったおにぎりはすぐにラップをはずし、粗熱をとりましょう。
調理手袋を使うときには、ご飯茶碗を使うのが便利です。
 ご飯茶碗におにぎり半量程度のご飯を入れ、そこに具を入れます。
 上から残りのご飯を入れたら、調理手袋をした手に取り出して握りましょう。
 塩にぎりの場合は、調理手袋に塩をつけて握ります。
持ち運びにはラップやおにぎり用ホイルを
冷ましたおにぎりは、お好みで海苔を巻いてラップで包みます。
 ラップは湿気がたまりやすく、通気性がないので、しっかり冷ましてから包むのがポイント。
おにぎり用のアルミホイルも市販されています。
 こちらは通気性があり、湿気がこもらないのでご飯がべたつきません。

ラップで包んだ方は、あとからレンジアップして温めることができますが、アルミホイルはそのままではレンジにかけることができません。
 お好みのほうで包んでみてくださいね。
傷みにくいおすすめの具材
おにぎりの中の具材も、夏の暑い間は気を配りましょう。
梅干しはご存知の通り殺菌作用に優れています。
 真ん中に梅を入れるだけでなく、全体にまぶして混ぜご飯にするのもおすすめです。

定番のたらこや明太子は、生のまま握ると傷みやすくなります。
 魚焼きグリルやフライパンなどで軽く火を通してから使うと安全です。
昆布の佃煮は、味が濃い目になっているので傷みにくい食材の一つです。
 また、大葉も殺菌効果があるので、刻んでごまと一緒にごはんに混ぜてみるのもいいですね。
 基本的には、火を通した具材を使うのが安全です。
いかがでしたか?
 暑い季節でも美味しいおにぎりが食べられるように気を配ってみましょう。
 持ち歩く際には、保冷剤を一緒に入れるとより安心ですね。
お弁当の保冷剤の使い方についてはこちらの記事をどうぞ。




