子供の熱が出た!インフルエンザだけじゃない、我が家の子供の異常行動

子育て

インフルエンザにかかり、タミフルを処方された子供たちの
異常行動が話題になったことがありましたね。
一時期、タミフルの処方により、10代の子供たちの異常行動が
いくつか報告され、処方が原則禁止になっていました。
しかし、今年に入り、タミフルだけが異常行動の原因ではない
との報告があり、タミフルは解禁の方向性になるようです。

ですが、我が家ではインフルエンザの高熱だけでなく、
ちょっとした微熱から異常行動を起こす子供たちがいます。
その異常行動の体験談をまとめてみたいと思います。

長男の異常行動

我が家の子供たちはすべて男の子です。
現在高校生の長男が、中学生になるくらいまでの話です。
最初の異常行動が見られたのは、小学校に上がるくらいの年ごろから。
38度くらいの熱が出て、少しうなされる感じで寝ているとき
長男の異常行動が起こります。

まず、たいていは夜、9時から10時過ぎくらいに起こります。
突然、むくりと起き上がり、目が開きます。
そして、号泣をし始めます。
泣きながら、布団をつまみ、何かを言い続けます。
おそらく、何か幻覚が見えているのではないかと思うのですが、
虫がいる、みたいなことを言うことが多く、それが怖いから
取り除いているんだけど、なくならない、という感じです。
この最中、いくら声をかけても水などを飲ませて落ち着かせようとしても
一切聞いてもらえません。
むしろ、手を払われてしまう感じ
そして、ひとしきり号泣を続け、5分から10分くらいすると、
そのまままた寝てしまうのです。

この異常行動は、インフルエンザのときに起こる、というわけではありません
どんな病気であっても、38度以上の熱が出て、夜になって寝た数時間後、
毎回同じように号泣してこの症状が起きます。

これは熱性せん妄、という症状だそうで、
特に高熱が出た時に起こりやすい、こどもに多い症状だそうです。
我が家の長男は、風邪の発熱でも、インフルエンザの発熱でも、
とにかく38度を超えると、毎回このせん妄が出ました。
熱が下がらないうちは、夜何回もこの症状で起き上がって泣き、
ひとしきり騒ぐと寝てしまう、という状態でした。

次男の異常行動

次男も同じように38度以上の熱が出ると、夜中に起き上がりました。
泣いたりはしないのですが、とにかくどこかに行こうとしていて
落ち着かせるのに時間がかかります。
長男と同じように、何か幻覚のようなものは見えているようで、
そのためにどこかに行こうとしている、という感じです。
こちらも、5分くらいすると落ち着いて、寝てしまいます。

3番目は目立った異常行動はあまりありませんが、やはり夜中に起き上がり
ぼーっとする、という感じです。

と、このように我が家では3人が3人とも、熱が出るたび
うなされて異常行動が起きます。
ちなみに、インフルエンザのときにタミフルやリレンザなどを処方されても
判定が早くて、熱を出してからいくらもたっていない時以外は、
ほとんど飲ませることはありません
なので、タミフルのせいで異常行動が出ているわけではないのです。
また、解熱剤を使って熱を下げてしまうと、薬が切れて熱の上がり際に
同じように異常行動が起きやすくなるので、本人がよほどつらい、というまでは
解熱剤もほとんど使わないことにしています。

異常行動の対処

我が家の子供たちは、夜中、寝ぼけているようなときに異常行動が増えます
基本的には、無理やり起こしてもダメなことが多いので、
むしろそのまま寝かしつけるようにしていました。
余計な刺激を与えると、かえって号泣がひどくなったりするので
ただただ、頭をなでて、横にしてやり、寝かしつける、という感じ。
うちの子供は、抱っこは逆効果でした。

また、よく寝ているときこそ症状が出やすいので、一人にさせず、
誰かが必ずそばについているようにしました。
高熱のときに限らず、38度程度でも出る時は出るので
油断はできない、という感じでした。

現在、長男は高校生になり、熱を出すこと自体が少なくなって、
ここ1年ほどは落ち着いています
ただ、インフルエンザにはこのところ罹っていないので、
まだまだ油断できないところです。

次男、三男も、このところ38度を超えるような熱を出していませんが、
長男の例を見る限り、中学生くらいまでは油断できません
一般的には、脳の発達が未熟な子供のうちに起きやすい、と言われているので
あと数年は気をつけて様子を見るつもりです。

タミフルの異常行動が騒がれたころ、何人かそれが原因で亡くなった子供もいます。
熱が出た時には、油断せずよく様子を見ることが大事ですね。