パリパリ食感が命!海苔の保管方法と湿気た海苔の再生法

料理

おにぎりやお寿司などに欠かせない海苔。
パリパリとした食感が大事な食材ですよね。
でも、うっかり封を開けた状態で放っておいたら湿気てしまった、なんてことありませんか?
こんなことにならないための保存方法と、湿気てしまった時の対処方法を紹介します。

湿気ないための保存方法

まずは保存方法から。
封を開けた状態をそのままにしておくと、空気中の湿気であっという間に湿気た海苔になってしまいます。
これを防ぐためには、空気にふれる時間を短くすることが大事。
海苔のパッケージがビニールのジッパー付き袋なら、使うときにすばやく取り出したら、しっかりと密封します。
中には乾燥剤が入っていると思うので、これも取り出さずにそのまま使いましょう。
海苔は陽の当たらないところで保管します。

プラスチックの密封容器でも保管することができます。
海苔を保管するための専用の容器も売られていますし、100円ショップなどでもちょうどいい大きさの容器がありますよね。
海苔をそのまま入れても大丈夫ですが、パッケージの袋のまま入れるとより効果があります。
このときも乾燥剤を入れるのを忘れずに。

ジッパー袋などで密封しておけばある程度パリパリした食感を保つことができますが、大事なのは乾燥した環境で保管をすることです。
このため、いつの間にか乾燥剤が湿気を吸いきってしまって、パンパンの状態になると、これ以降は湿気てしまう一方です。
一番ベストなのは、乾燥した環境で保管すること。
冷蔵庫の中は、乾燥しているので保管するのに最適です。

密封した状態の海苔を、冷蔵庫に入れるだけ
これでしっかりパリパリ状態を保つことができます。

湿気てしまった海苔の復活

気をつけていても、海苔が湿気てしまった、なんていうこともありますよね。
そんな時の復活方法をいくつかご紹介します。

まずは、コンロの火で炙る方法。
海苔の裏面(ザラザラして見える方)を、コンロの火から20センチくらい離したところからゆっくりと炙ります。
同様にして、表面も炙ってみましょう。
食感だけでなく、風味も復活します。
直火で炙るので、やけどには十分注意しましょう。

コンロの火がちょっと怖い、という人は、フライパンを使います。
フライパンに海苔を入れて、コンロの火をつけましょう。
焦がさないように注意しながら、両面を焼きます。
直火より簡単ですが、火加減と焼き加減に注意しましょう。
思ったよりもあっという間に焦げ目がつきます。

トースターを予熱して温めたところに、湿気た海苔を入れて焼く方法もあります。
フライパンと同じように焦げやすいので、必ず焼き加減に気をつけます。
片面を5~6秒ずつ、両面を返しながら焼きましょう。

電子レンジでもパリッとした食感を復活させることができます。
広げたキッチンペーパーの上に海苔を置き、ラップなしの状態で加熱しましょう。
目安は、500wで30秒くらい
取り出してみて、加熱が足りなかったら10秒ずつ足していきましょう。
電子レンジが水分を蒸発させてくれるので、食感が復活します。
火を使わないので簡単です。

湿気た海苔を使ったレシピ

湿気てしまった海苔は、思い切って別の料理に使ってしまうのも手です。
まずは海苔の佃煮
湿気た海苔3枚を手で細かくちぎり、鍋に入れます。
ここに調味料を入れて煮るだけ。
醤油とみりん、酒はそれぞれ大さじ1、砂糖は小さじ1、あればだし汁を100ml入れます。
だし汁は水でもかまいません。
これを火にかけて、煮立ったら強火で2~3分煮詰めるだけ。

お好みでごまや七味などを入れれば、自家製の海苔の佃煮の出来上がりです。
市販のものもよいですが、自分で作ると風味がよく仕上がります。

湿気た海苔を食べやすい大きさに切り、表面にごま油を塗ってトースターで焼けば、韓国のり風の焼き海苔ができます。

お好みで塩をふって、30秒ほど焼きましょう。
ご飯のお供にぴったりです。

おひたしなどのアクセントに、小さくちぎった海苔を入れるのも美味しいですよ。
浸し地をたっぷり吸った海苔は、湿気っていても全く問題がありません。

いかがでしたか?
湿気てしまったからと諦めずに、ぜひ使ってみてくださいね。