春になるときれいな花を咲かせる、チューリップ。
今回はそのチューリップを存分に楽しむことができる五泉市のチューリップ祭りをご紹介します。
新潟はチューリップ生産日本一
あまり知られていないかもしれませんが、新潟県は実はチューリップの生産量が日本一。
新潟県の県花はチューリップなんです。
そして、そのなかでも五泉市一体はチューリップの一大生産地の一つです。
チューリップ畑のチューリップは、球根を育てるために作られています。
そのため、球根に栄養が行くように、花が散る直前に手で折ってしまうのだそうです。
ちょっともったいないような気もしますが、よい球根を作るために必要な作業なのだとか。
そして、チューリップは連作(同じ土地に毎年植えること)ができない作物なので、毎年少しずつ場所を変えながら栽培しています。
チューリップまつりとは
チューリップの栽培で有名な五泉市では、毎年このチューリップを出荷するだけではなく見て楽しんでもらおうと、「チューリップまつり」が行われています。
生産者に依頼して、チューリップの畑を巣本地区に集めているのだそうです。
この巣本地区は、阿賀野川と早出川に挟まれたところにあり、かつての川の氾濫で運ばれた砂地の土壌がチューリップ栽培に適した土地になっています。
チューリップは連作ができないため、毎年少しずつ場所を変えながら開催されています。
チューリップまつりの開催時期や特産品販売について
毎年花が見頃を迎える4月中旬ころから下旬にかけて開催されるチューリップまつり。
150万本と言われるチューリップの花が咲く風景は圧巻です。
花摘み体験や、チューリップの抜き取り販売、プランター販売や秋に届く球根の予約販売など、期間中には様々なイベントが行われています。
会期中の土曜、日曜には特産品の販売や、おでん、焼きそばなどの食品販売なども行われます。
我が家では花摘み体験、抜き取り販売、球根予約を体験したことがあります。
一口でチューリップと言っても、様々な品種があり、色や形も違います。
抜き取り販売では、広いチューリップ畑の中から、好きな花を選んで抜き取ったものを持ち帰り、自宅でプランターに植えて楽しむことができるので是非オススメです。
うまく栽培することができれば、翌年にも花を楽しむことができますよ。
五泉市の会場までの行き方、駐車場は?
車で会場に向かう場合は、磐越自動車道の安田インターチェンジを利用します。
五泉方面へ向かって車で約10分ほどです。
JRを利用する場合には、磐越西線五泉駅で下車、タクシーでおよそ10分程度です。
駐車場は無料で河川敷に車を停めることになります。
会期中の込み合う時期には交通整理の人が出ているので、その指示に従いましょう。
駐車場からは少し歩くことになりますが、狭い道路なので路上駐車は絶対に禁止です。
訪れる際の注意点
チューリップまつり会場は、駐車場から少し歩きます。
河川敷の駐車場からは、土手を越えたり砂利道を歩いたりすることもあるので、できれば歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
また、畑の中に入ることもできるのですが、植えられているチューリップは生産者が大切に育てている作物なので、むやみに荒らさないように気をつけたいところです。
ヒールやサンダルで踏み荒らさないように気をつけましょう。
平日でも花を楽しむことはできますが、イベントなどは土日、祝日が中心になっています。
体験したいイベントが行われているかどうかは、ホームページでチェックしましょう。
4月中旬から下旬までの、ほんの短い間ですが、チューリップがきれいに咲いている間にぜひ訪れてみてはいかがですか?
色とりどりのチューリップに魅了されること間違いなしです。
4月下旬ごろから楽しめる加茂市の加茂川こいのぼりはこちらからご覧ください。