元日の能登半島地震からおよそ1か月。
北陸を食べて飲んで遊んで経済支援をしてこよう、と出かけた1月末。
お昼は近江町市場の食べ歩きを楽しみ、兼六園などを散策した後、加賀料理を楽しんできました。
居酒屋「長八」はあの有名なラーメン店の系列
今回訪ねた、居酒屋「長八」。
実はあの有名なラーメン店の系列店だというのを知りました。
北陸発祥のラーメンチェーンといえば「8番らーめん」。
国道8号線に最初のお店を構えたことからこの名前がついたそうですが、そのお店が開店したのは1967年のことだとか。
すでに50年以上の歴史のあるラーメン店では、野菜ラーメンが人気。
北陸を中心に120店舗以上、さらにタイを中心とした海外にも100店舗あまりの出店をしているのだそうです。
そんな8番らーめんを手掛ける株式会社ハチバンは、ラーメンだけでなく居酒屋や和食店などの飲食店を経営しています。
その一つが今回私たちが訪ねた居酒屋「長八」です。
寿司と手料理を楽しむ「長八」
居酒屋「長八」では、一般的な居酒屋料理に加えて加賀の郷土料理や寿司を楽しむことができます。
アラカルトでの注文もできるのですが、今回はせっかくなので石川ならではの食べ物を食べたい、ということで「郷土コース(税込5500円)」を事前にお願いすることにしました。
料理は全部で8品。
飲み放題をつけることもできますが(プラス1980円)、お酒よりも料理を中心に味わいたいとそれぞれが飲み物を1杯または2杯別で注文するスタイルにしました。
加賀料理を楽しむ8品
さて、さっそく料理の内容をご紹介していきましょう。
まずは前菜から。
金時草の酢の物、ホタルイカの沖漬け、ゴリの佃煮。
金時草は石川県で伝統的に栽培されている野菜で、鮮やかな赤と紫のコントラストが目を引きます。
少しぬめりがあってシャキシャキした食感が特徴なのだそう。
ホタルイカも北陸ではよく食べられる魚介ですが、沖漬けになっているのでお酒がすすみます。
ゴリの佃煮も北陸ならではですよね。
この日の御造りはブリと真鯛とかじき。
冬の日本海と言えばブリ。脂が乗っていて美味です。
煮物は加賀の治部煮。
治部煮は石川県の伝統料理ですが、鴨肉やすだれ麩、季節の野菜を煮たもの。
肉には小麦粉をまぶしてあるのでとろみがついていてやさしい味わいです。
天ぷらにも加賀伝統の野菜である「五郎島金時」が使われています。
ほくほくとした食感と甘みが特徴的な五郎島金時は天ぷらにぴったりの味でした。
煮物には加賀蓮根を使ったはす蒸し。
和食の仕事って繊細ですよね。
焼き物は能登牛。
お昼にも能登牛の串焼きやお寿司をいただきましたが、脂の乗りといい、柔らかさといい、やっぱり別格のおいしさです。
付け合わせにも加賀蓮根や五郎島金時が添えられています。
ご飯ものはお寿司。
炙りのどぐろの棒寿司、カニの押しずし、ブリ、甘エビ、バイ貝。
寿司居酒屋というだけあって、お寿司もさすがに全部美味しいです。
私はこのころにはもうお腹がいっぱいで、料理も息子や夫に分けながらいただきましたが、お寿司だけは別腹でした。
もちろんお吸い物もいただきました。
最後にはデザートを。
いちごのジュレでさっぱりと。
これで全8品。
事前に高校生や大学生の食べ盛りにはちょっと物足りないかもしれないと聞いていたのですが、我が家の男子たちはちょうどいい満腹具合だったそう。
私がどちらかというと少食なので、少し手伝ってもらったりしたせいもあるかもしれません。
ただ、夜遅くなってからお腹空いたと言っていたので、お腹の具合によってはアラカルトを追加してもいいかもしれませんね。
たっぷりと加賀の郷土料理を楽しむことができた長八の「郷土コース」。
石川ならではの料理や食材をたっぷり味わうことができたので大満足でした。
アラカルトのほうにも気になる料理がたくさんあったので、もし次回行くことがあったらぜひ自由に頼んでみたいなと思います。
お昼は近江町市場で食べ歩きを楽しみました。
詳しくはこちらをどうぞ。