白鳥が間近で見られるポイントで有名な阿賀野市の瓢湖ってどんなところ?

お出かけ

冬になるとやってくる渡り鳥。
そんな中でも、優雅な姿が特徴的な白鳥は有名ですよね。
新潟県では白鳥の飛来地がいくつか存在します。
もっとも全国的に有名な阿賀野市の水原地区にある瓢湖に行ってみました。

瓢湖はどんなところ?

阿賀野市水原地区にある瓢湖は、全国的にも白鳥の飛来地として有名なところです。
ラムサール条約登録湿地でもあります。
毎年10月ごろから3月にかけて白鳥を見ることができます。

もっとも多い時期(11月ごろ)には5000羽近い白鳥が滞在します。
瓢湖周辺は「瓢湖水きん公園」として整備されており、白鳥を観察するための建物などもあります。
JR羽越本線「水原駅」より徒歩なら30分、磐越自動車道「新津IC」から車で15分です。

瓢湖には白鳥がいない?

瓢湖では「白鳥おじさん」による餌付けが、毎日9時、11時、15時の3回行われています。
桟橋から餌をまくのですが、「こーい、こーい」という掛け声に寄ってくる白鳥や水鳥の群れの様子は圧巻です。

ところがよく瓢湖に訪れた人が「瓢湖には白鳥がいない」と言います。
餌付けの際にもよってくるのはカモの群れ。
1つ100円で買える白鳥の餌にも、カモがたくさん寄ってくるのです。
ではピークには5000羽もいるはずの白鳥はどこにいるのでしょうか?
実は日中、瓢湖に残っている白鳥はわずか。
大半の白鳥は近くの田んぼなどに行って、餌を食べているのです。
この時期、田んぼ道を走っているとあちらこちらに白い白鳥の姿を見ることができます。

瓢湖で白鳥を見るベストタイミングは?

昼間は餌を探しに出かけてしまう瓢湖の白鳥たち。
その白鳥を見るためのベストタイミングはずばり、早朝の日の出の時間帯です。
この時間になると、白鳥たちはいっせいに餌を探しに飛び立ちます。
この光景を狙って、カメラマンたちもたくさん訪れるほどです。
また、夕方になると餌を探しに行った白鳥たちが帰ってきます。
たくさんの白鳥を見るには、早朝または夕方がいいでしょう。
湖畔には観察舎もあるので、暖かい場所で白鳥の姿を見ることができます

四季折々の瓢湖も

冬に注目しがちな瓢湖ですが、実はラムサール条約登録湿地ということで、たくさんの植物などを四季折々に見ることができます。
春には、湖畔の桜も美しく咲いています。
冬だけでなく、いろいろな季節の瓢湖も楽しんでみたいですね。

いかがでしたか?
瓢湖で白鳥をたくさんみたいなら、11月ごろから年明けまで、そして早朝や夕方の時間帯を狙ってみるのがいいですね。

※注意
2021年2月末現在、鳥インフルエンザが発生したため、一般の餌付けは中止しています。