お弁当などにも便利に使えるゆで卵。
簡単にできるので何かと使い勝手がよいですね。
でも、簡単に見えて実はなかなか奥が深いのがゆで卵の作り方なんです。
今回はゆで卵の裏技についてご紹介します。
基本的なゆで卵の作り方
まずは、一番基本的なゆで卵の作り方から。
材料となる卵は、茹でる前に冷蔵庫から取り出して、常温に戻しておきましょう。
常温に戻しておくことで、ゆで時間を短縮することができるのと、卵の固さを調節しやすくなります。
卵は鍋に入れ、ひたるくらいの水を入れます。
お湯から茹でる方法もありますが、水から茹でたほうがひび割れがしにくく、ゆで時間が短縮できます。
あとは半熟具合によってゆで時間を調節します。
水が沸騰するまでは強火で、沸騰してきたら中火にします。
とろとろの半熟なら、沸騰後4~5分。
半熟卵なら6~7分。
固茹で卵は約9分くらいを目安にします。
鍋やコンロなどで茹で具合に差が出るので、時間は目安として見てくださいね。
黄身を真ん中にしたい
ゆで卵を切ったときに真ん中に黄身があるときれいに見えますよね。
ゆで卵の黄身を真ん中にするためには、お湯が沸騰するまで卵をかき混ぜる、という裏技はかなり有名です。
ただ、沸騰するまでずっとかき混ぜ続けるのは大変です。
そこでこんな方法はいかがでしょう?
水に少しの塩を入れて一緒に沸騰させます。
実はこれだけでかき回さなくても黄身が真ん中に来るんです。
手間がかからないので、ゆでている時間に他の調理をすることができるので便利です。
ひび割れ防止には
卵をゆでている間に、殻にヒビが入ると白身が外にはみ出してしまって見た目も食感も悪くなってしまいますよね。
ひび割れ防止には酢をお湯に少し加えてあげるといいですよ。
酢にはたんぱく質の凝固をうながす作用があるので、万が一ヒビが入っても白身がすぐに固まって流れ出すのを防止してくれます。
ゆで卵の殻をきれいにむくには
せっかくきれいにゆであげたゆで卵も、殻をむくときに注意しないと悲惨な状態になりますよね。
殻をきれいにむくにはいくつかのコツがあります。
まずはゆであがった時の処理。
ゆで卵はすぐによく冷やしましょう。
できれば冷水、氷水を用意して、卵自体がよく冷えるまで放置します。
これだけで結構きれいにツルンとむけちゃいます。
また、ゆでる前にひと手間かけてみましょう。
卵の丸い方にヒビを少しだけ入れます。
私はまな板やキッチンの調理台に少しコンコン、と叩いてヒビを入れていますが、力加減が難しく、入れすぎると白身が流れてしまう原因にもなります。
そこで、消毒した画鋲などを使って殻に穴を開けるのもよいです。
これで殻と卵の間に水が入ることでむきやすくなるようです。
この穴開けをするグッズが100円ショップなどでも売られているので、使ってみるのもいいですね。
また、卵が冷えたら、軽く調理台などに打ち付け、そのまま軽く力を入れながら卵を一回転させると、殻と卵がきれいに分離するそうです。
このときには力加減にご注意を。
強くやりすぎると、中の卵を潰してしまうので、あくまでも軽く、そして一回転だけ回すのを忘れずに。
うまくいくと、本当にびっくりするくらいツルンとむけます。
電子レンジでゆで卵
最後は裏技中の裏技。
卵を電子レンジにかけると爆発する、というのはよく聞く有名な話です。
ところがこの電子レンジでゆで卵を作ることができるのはご存知ですか?
形は丸くなりませんが、1分でできちゃうのでお急ぎのときはぜひ試してみてください。
まず、卵を耐熱容器に割り入れます。
爪楊枝で黄身をつついて、5~6か所ほど穴を開けます。
そしてあとはラップをかけて1分ほど加熱するだけ。
お使いのレンジやお好みの固さ具合は調節してみてくださいね。
サラダなどで形を潰して使うときには手早くできるので便利ですよ。
いかがでしたか?
簡単なようで奥が深いゆで卵、ぜひ参考にしてみてくださいね。