私立併願なし!?で挑んだ我が家の大学受験体験記・その8「併願じゃないけど私立大学を受験した理由」

子育て

春、新生活の季節です。
3人兄弟の我が家の三男はこの春から大学生になりました。
ようやくゆっくりと今までのことを振り返る余裕ができたので、三男の大学受験についてまとめてみたいと思います。
タイトルは私立併願なし!?で挑んだ我が家の大学受験体験記」としましたが、その名の通り私立大学の併願を結果的に押さえることなく挑んだ受験でした。
今回は二次試験前に行った私立大学の受験について振り返ります。

併願、ではないけれど私立大学受験をした理由

タイトルの通り、三男の大学受験は「私立併願なし!?」です。
しかし実は2校だけ私立大学の試験を受けています。
受験したのは明治大学と中央大学
過去の模試の結果からいけば、安心して併願を取れる学校ではありません。
むしろチャレンジ校になります。
本来、しっかり併願を取ろうと思ったら日東駒専あたりの大学を受験すべきところでしたが、なぜこの2校を受験したのかというと。
我が家の財政では、首都圏の私立大学(まして理系)へ進学させるのはとても難しいのです。
かねてから大学は国公立にしてほしい、もし失敗したら浪人はしてもいい、という話をしていました。


ということで明治大学と中央大学は「滑り止め」のために受験したわけではありませんでした。
この2校を受験したのは、「二次試験本番のピリッとした空気を体感するため」だったのです。
共通テストを受験した時の話で触れていましたが、三男が受験した共通テストの会場はほぼ自分の同級生ばかり。
学校で模試を受けるのとほとんど変わらない雰囲気の中での受験はリラックスできたかもしれませんが、ピリッとした空気はまったくありません。
また、共通テストから二次試験までは1か月ほどの期間があります。
ここをそのまま過ごすのではなく、私立大学をいくつか受験して会場の雰囲気を確認しておいたほうがよい、と塾の先生から提案されていました。
いわゆる「度胸試し」のようなものです。
明治大学と中央大学を選んだのは、たまたま志望学部の受験日程が連続していたこと、さらに受験生が多いので度胸試しにはぴったりだろうという理由でした。

私立大学の受験は連続して2日間が限界

今回の受験は、明治大学が2月7日、中央大学が2月8日と連続した日程でした。
受験には私も同行し、前乗りで1泊してから当日を迎えました。
受験会場までは私も一緒に移動し、初日は本人が一人でホテルまで戻り、最終日は待ち合わせて一緒に帰る、という感じ。
私立大学の受験は1回の日程で2~3日程度にしたほうがよい、と学校から聞いていましたが、受験を終えた後の三男の様子を見ると2日間が限界だったかなと思います。
さらに帰宅する日、ちょうど東日本では大雪のため地方へ戻る新幹線や在来線が大混乱していて、私たちが乗るはずだった新幹線も1時間以上遅れが出ていたのも疲れの一因になりました。
家にたどり着くころにはぐったり、大変な受験旅行でしたが、その結果は残念ながら両校とも「不合格」。
ということで、タイトルの通り「私立併願なし」の状態で二次試験を迎えることになりました。
ただ、度胸試しとしてはしっかりと場数を踏むことができたと思います。

次回は二次試験の前期日程についてまとめます。