毎日の料理に、おいしいだしを取り入れたい!
でも昆布や鰹節を使ってだしを取るのはちょっとハードルが高いな、なんていう時に便利なのがだしの素。
だしの素、ほんだし、なんていろいろありますが、それぞれに違いはあるのでしょうか?
だしの素ってなに?
私たちが何気なく料理に使っている「だしの素」ですが、各社から様々なものが販売されています。
だしの素、とは総称で、料理に使う旨味成分が含まれている商品のことです。
成分は主に食塩、砂糖類、風味原料(かつおぶし、昆布、しいたけなど)です。
この他に、酵母エキスやアミノ酸などの調味料が含まれます。
粉末や顆粒状になっているものがよく販売されています。
だしの素という名称で粉末だしを販売している会社では、かつおぶしなどでも有名なヤマキや、シマヤなどが知られています。
ほんだしは味の素の商標
一方のほんだしですが、こちらも同じように顆粒状になっている粉末だしの一種です。
ほんだし、という名称で販売されているのは、味の素から発売されているものになります。
成分は食塩、砂糖類、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、調味料等で、各社から販売されているだしの素と同じようなものになります。
「ほんだし」は味の素の商標なのです。
だしパック
粉末の和風だしとは別に、最近ではだしパック、と呼ばれるものも販売されています。
お茶パックのような紙の袋にだしの成分となる原料が入っていて、これを煮出すことでだしを取ることができます。
大きく分けて3つのタイプがあり、
1.うま味調味料が原料のもの
2.うま味調味料とだし素材の混合タイプのもの
3.だし素材だけでできているもの
に分けることができます。
それぞれ、だしを取るための時間が変わり、うま味調味料だけが原料のものがもっとも早くだしを取ることができます。
中身は粉末のだしとほぼ同じものになるので、溶け出せば完成です。
一方、だし素材だけでできているものは、時間が短縮できるように素材を小さくしてあったりなどの工夫がされていますが、一般的には煮出すのに時間がかかります。
食塩の量に注意
手軽に使えるだしの素やほんだしですが、注意したいのは食塩です。
原材料の成分名にありますが、どのだしの素も最初に表記されているのは食塩です。
規定の量でだしを作ってみるとわかりますが、素材の味だけでなくしょっぱさを感じます。
味をつけるときには、この塩分を考えてから足しましょう。
特に離乳食や幼児食など、塩分が控えめで作る料理には、粉末のだしの素だと塩分が多くなりがちです。
こういった場合には、だし素材だけでできているだしパックなどのほうが向いているでしょう。
めんつゆや白だしなどを使う時
手軽に料理をするときには、めんつゆや白だしなどの醤油系調味料を使うことも多いと思います。
これらの調味料は、昆布やかつおなどのだしに醤油やみりん、酒などで味をつけています。
粉末だしがないときにも、これらの調味料で美味しい煮物や料理などができます。
濃縮タイプのものが多いので、表示を見て調節しましょう。
我が家ではめんつゆで煮物や炒め物の味付けをよくします。
簡単に味が決まるので便利ですよ。
いかがでしたでしょうか?
和食だけでなく、さまざまな家庭料理に便利に使えるだしの素をよく理解して美味しい料理を作ってみてはいかがですか?
自分で手軽にだしを取りたいときにはこちらの記事をどうぞ。