卵料理を美味しく仕上げたい!ふわふわにするコツや裏技

料理

卵は物価の優等生、なんて言葉を聞いたことがありませんか?
60年ほど前から、卵はほとんど値段の変動がなく、身近で使いやすい食材の一つです。
お弁当に入れる卵焼きから、ふわふわのオムレツまで、様々な場面で登場する卵料理。
簡単にできる裏技をいくつかまとめてみました。

卵をきれいに割る

卵をきれいに割るのは簡単に見えて案外難しかったりしますね。
うっかり殻が入ってしまうこともしばしば。
卵を割るときに、ボウルの角や調理台の角を使っていませんか?
実は卵は平面にコンコン、と打ちつけて割るほうがきれいに割れるんです。
角を使うと、殻のヒビの入り具合によって、割った卵に殻が混ざってしまうので、ぜひ平面にコンコンとしてみてください。

卵をほぐしやすくする

卵は白身がほぐしにくいですよね。
そんなときには、割り入れた卵をほぐすときに、塩を箸の先にほんの少しつけてみて。
塩には卵をなめらかにほぐす働きがあるので、これだけで白身がほぐれやすくなります。

ムラなく混ざるので、卵焼きを作るときにもきれいな色に焼き上がります。
また、フライなどを作るときにも、なめらかなのでパン粉をつけやすくなります。

黄身と卵白を分ける

お菓子などを作るときには、卵黄と卵白を分けて使うこともありますよね。
割った殻を使って分ける方法は有名ですが、以外に難しいものです。
そんなときにはフライ返しを使ってみて。
ボウルにフライ返しを渡して、その上で卵を割るだけ。
フライ返しの隙間から白身がきれいに流れ、上には卵黄だけが残ります。
フライ返しがなければ、手を使うのも簡単
割った卵から、手で卵黄をすくうだけ。
力加減だけ注意すれば、これで簡単に分けることができます。

卵とじ料理をふっくら仕上げる

親子丼などの卵とじ料理は、火加減や蒸らし具合などで微妙な仕上がりの違いが出ますよね。
まずは卵を冷蔵庫から出して、常温に戻しておきましょう。
冷たい卵には火が通りにくいので、加熱に時間がかかると卵が固くなってしまいます。
そして、溶いた卵に片栗粉のとろみを使いましょう。
割りほぐした卵に、倍量の水で薄めた片栗粉を加えると、仕上がりがふっくらします。
卵1個につき、倍量の水で薄めた片栗粉を大さじ1程度加えてみてください。
これでふわふわの卵とじができますよ。

卵焼きの色をきれいに仕上げる

お弁当などに入れる卵焼きは、色よくふっくら仕上げたいですよね。
そんなときには酢を加えてみましょう。
卵3個に対して、酢は小さじ1弱が目安。
混ぜたらすぐに焼きます。

これだけで色がきれいになるだけでなく、ふっくらした卵焼きになります。
ただし、入れすぎると固まらなくなるので量には注意してくださいね。

オムレツをふわふわに

プレーンオムレツをふわふわに仕上げたいときにはマヨネーズを使います。
割りほぐした卵1個につき、マヨネーズは小さじ1を混ぜます。
あとはいつもの要領で焼くだけ。
マヨネーズには、乳化した植物油や酢が、加熱によるたんぱく質の結合を和らげる作用があります。
これで仕上がりがふんわり、ふわふわになるのです。

冷めても固くならないのがよいところ。
ただし、マヨネーズを加えるとやや焦げやすくなるので、火加減は弱め、塩もマヨネーズの分だけ控えめにします。

かきたま汁をきれいに作る

かきたま汁を作るときには、だし汁に片栗粉でまずとろみをつけます。
このあと割りほぐした卵を入れるのですが、このときに便利なのが網じゃくし
よく溶いた卵を網じゃくしを通して流し入れると、きれいに卵が広がってくれます。
普段は煮物のアクを取ったり、天ぷらのかすなどをすくうのに使う網じゃくしですが、目が細かいので卵が塊にならずに細く流し入れることができるのです。
あまり火を入れすぎると卵が固くなるので気をつけましょう。

いかがでしたか?
様々な卵料理の裏技、ぜひ試してみてくださいね。