子供の人見知りに悩んでいるご家庭も多いと思います。
小さい頃は「いずれ大きくなれば治るのでは?」と思っていても、だんだん大きくなるにつれて心配も大きくなりますよね。
我が家の三男は小さいときから人見知りで、特に大人に対しての人見知りが気になりました。
そんな人見知りな息子と習い事についてまとめてみました。
人見知りとは
子供は知らない人を見たり、話しかけられたりすると恥ずかしがったりはにかんだりしますよね。
でも、少し慣れてくれば普通に話したり遊んだりできるものです。
それでもなかなか馴染まずにいつまでも恥ずかしがっている状態が続くことを「人見知り」といいます。
人見知りの三男と習い事
我が家の三男も、上の二人に比べると人見知りをします。
同じくらいの年頃の子供たちと馴染むのはそれほど時間がかからないのですが、特に大人に対して人見知りが激しいのです。
小さなときから一緒に遊んでいる友達のママなども、話しかけられてももじもじしてうまくしゃべることができません。
この傾向は中学生になった今も続いていて、10年ほど一緒に遊んでいた友達のママとしゃべれるようになったのはつい最近のことです。
そんな三男の習い事は、幼稚園のときから始めたヤマハ音楽教室(グループレッスン)とスイミング。
スイミングは幼稚園から小学校4年生まで続けました。
ヤマハ音楽教室は今現在も通い続けています。
スイミングはしゃべらなくていい
人見知りの三男は、スイミングのコーチから話しかけられてもほとんど返事らしい返事ができませんでした。
でも、基本的には指示されたことをその通りにすればよい、というのがスイミング。
指示さえ聞くことができれば、コーチとおしゃべりできなくても泳ぐことはできます。
最後までコーチに馴染んだりすることはありませんでしたが、泳ぎだけは上手になりました。
やめてしまった今、外出先でコーチに会うことがあり、話しかけられることもありますが、相変わらずもじもじしてまともには返事ができません。
ヤマハ音楽教室は答えを求められる
一方、ヤマハ音楽教室は「幼児科」と呼ばれるグループレッスンからはじめました。
こちらはピアノを弾いたりするだけでなく、一緒に歌ったり、先生から答えを求められたりします。
幼児科の先生とは、2年間一緒にレッスンをしましたが、「この音は何かな?」などと聞かれても一切答えられませんでした。
本人がダメだろうとわかっていたので、あらかじめ先生には人見知りのことを伝えて、聞いても答えられないかもしれないとお願いしておきました。
先生も、一応聞いてはくれるのですが、答えが出なくても怒ったりすることなくそのままレッスンを続けてもらいました。
2年間、とうとう馴染めずに幼児科を卒業し、小学生からは別の先生にお世話になることに。
この先生にも、人見知りの話は事前にお願いしておきました。
小学生になると、聞かれたことについてはボソボソと、小さな声だったりしますが答えられるようになってきました。
それでも、最低限しか口を開きません。
このスタンスは中学生になった現在も変わっていないようです。
人見知りを克服するには?
三男は、基本的には大人に対する人見知りは治っていません。
ただ、同年代の子供たちの中ではわりと積極的に友達も作ってきますし、学校の授業で先生にあてられて答えられない、なんていうことはないのでそのままにしています。
結局は慣れていくしかないのかな、と見守っています。
人見知り自体は病気でもなんでもありませんし、本人の個性の一つです。
積極的でない子供に、頑張れ、と言っても本人のプレッシャーになる可能性もあります。
ただ、言いたいことだけは言えるようになろう、と声がけは続けています。
現在もヤマハに加えて音楽系の習い事をいくつかしていますが、聞かれたことに対して全く答えられないようだと困ります。
特に、限られた時間のレッスンの中で、もじもじしている時間が増えれば増えるほど、レッスンの内容が減ってしまいます。
人見知りは仕方ないけれど、最低限、聞かれたことに対しては答えられるように言い続けています。
通算で7年目になる習い事の先生との意思疎通も、4年間くらいはなかなかうまくいきませんでしたが、今はなんとかコミュニケーションが取れているそうです。
長い目で見てあげるのも必要かな、と思っています。
人見知りでもできる習い事は?
人見知りだと大変な習い事もあると思いますが、たいていの習い事は少しくらい人見知りで、人前で話をするのが苦手な子でも大丈夫だと思います。
たくさんの人数の中で物事をするのが苦手な子供なら、個別指導してくれる塾や習い事もあります。
逆に、大勢にかこまれて、自分がしゃべらなくてもいい状態のほうが心地よいのなら、集団で習い事をするほうが向いているかもしれません。
そして、最初に子供が人見知りであることを伝えておくのも大切です。
これはできる、これは苦手、ということがあらかじめわかっていれば、いろいろと配慮してもらえると思います。
習い事を始める際には、できれば一緒に授業を体験したり見学したりして、本人の心地よい場所を見つけてあげられるといいですね。
いかがでしたか?
大人になっても人見知りする人はたくさんいます。
あまり深刻にならず、見守ってあげられるといいですね。
様々な個性の子供たちとの関わりについてはこちらの記事も参考にどうぞ。