我が家に3人いる息子のうち、上の二人は比較的体調を崩しやすい子供でした。
大学生になった長男はだいぶよくなったのですが、現在高校生の次男が偏頭痛持ち、すぐに具合が悪くなっては早退したり、欠席したりを繰り返しています。
そんな高校生男子の偏頭痛との付き合いをまとめてみます。
季節の変わり目、ストレス、疲れ
次男が偏頭痛を起こしそうなとき、というのはたいてい決まった条件が重なることが多いです。
まずは季節の変わり目。
ちょうど今の時期は夏の暑さが急にやわらぎ、朝晩は冷え込んだりする気温差が出るころ。
この季節の変わり目がくると、そろそろ来るかな…と身構えます。
また、天気の急変などの気圧の変化にもどうやら弱いようで、台風だったり、急な雨風などがあっても体調を崩しやすくなります。
そしてそこにストレスと疲れです。
学校でのちょっとしたトラブルだったり、先生とのやりとり、あ、こういうことがあると明日あたり…と思います。
また、スマートフォンの使い過ぎの疲れや、夜更かしも偏頭痛の要因の一つのようで、調子をよくしすぎていると危ないサインです。
市販の鎮痛薬は多用できない
最初の数か月くらいは、偏頭痛があったとしても1回くらい市販のやさしい鎮痛薬を飲ませると頭痛がおさまっていました。
次男は学校への通学に片道1時間かかるので、学校帰りに医者を受診する、というのがなかなかしづらい状況です。
帰ってくる頃には受付時間が終了している感じ。
市販薬で何とかできるなら、と思っていましたが、多用すると鎮痛薬が効きにくくなる、という話も聞いたことがあったので、偏頭痛を起こす回数が増えるにつれ受診を考えるようになっていました。
脳外科への受診
偏頭痛を繰り返していると、結局欠席することになったり、早退することになることが増えてきます。
高校は中学までと違って単位を落としてしまうと進級できなくなったり、成績をつけてもらえなくなったりします。
最初は小児科を受診しようかと考えたのですが、もう高校生ですし、普通に脳外科を受診するのがベストなのかも、と思い、ちょうど時間が取れた時に頭痛の症状は出ていなかったのですが脳外科に行ってみることにしました。
MRIは異常なし
たまたまその日はMRIの空きがあり、初診でしたが検査をしてもらえることになりました。
結果は異常なし。
頭痛の原因は「慢性頭痛」、つまり偏頭痛です。
やはり季節の変わり目だったり、ストレス、疲れ、そして次男はベースやギターを弾くのが好きで同じ姿勢をずっと取り続けることが多いのでそれも原因の一つ、と言われました。
もちろん、今どきの高校生ですからスマートフォンを凝視するのもよくないとのこと。
集中して物事をするときには40分くらいで一度ちゃんと休憩すること、疲れをためないこと、などを指導されたそうです。
頭痛体操と肩こり体操
頭痛は血流が悪くなることで悪化するケースが多いそう。
確かに私自身も肩こりがひどくなると頭痛が起きます。
脳外科の先生からは、頭痛体操や肩こり体操を予防のためにするように、と指導されてきました。
また、姿勢についても正しくするのがよい、とのこと。
普段から「偏頭痛になりにくい環境」を整える、ということのようです。
鎮痛剤や薬は最後の砦に
頭が痛い、となるとすぐに飲みたくなる鎮痛薬ですが、先生からは「多用しないように」とだいぶ言われたそうです。
そして、市販の鎮痛薬は飲まないで、と言われてきました。
処方された鎮痛薬はカロナール。
それと一緒に、セディール錠という薬を処方されました。
これはストレスや不安を和らげる薬だそうです。
こういったものを症状によって辛かったら飲むように、と処方してもらいました。
学校との付き合いかた
症状は薬で何とかなりますが、最後は学校の理解です。
担任の先生や保健室では、偏頭痛にならないように注意して予防するように、と言われたことがあったそうです。
偏頭痛は経験した人ならわかると思いますが、自分でなんとかコントロールしようと思ってもできないときもあります。
もちろん疲れをためない、などの対処は必要だとは思いますが、なってしまったものは治るまで安静にする以外にないわけです。
しかし、先生方からこのような声掛けをされ、こういった対応が次男の学校への不信感を増やす原因の一つになり、ストレスになっていたところもあります。
そこで担任の先生に連絡を取り、医者からはこのような指導をされている、薬も持参し必要な時には服用するようにしている、などの事情を説明しました。
薬は服用後すぐに効果が出るわけではありませんので、少し休ませてもらえるように配慮してもらえれば早退や欠席はあまりせずにすみます。
現在はこのような事情を説明し、今後の学校側の対応を見ていくという感じになっています。
まずは本人が学校や先生方を信用して通えるのが一番なのではないかと思います。
頭痛はよくある症状ではありますが、原因をしっかり理解したうえで対応していくのが大切なのだと実感しています。
次男本人にも、夜更かししない、スマートフォンを見すぎない、など注意していく点があるので、今後もしっかり見守っていくつもりです。
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