紅葉狩りはなぜ「狩り」という言葉を使うの?言葉の由来と楽しみ方について

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モミジやイチョウなどが色づくころには「紅葉狩り」が盛んになりますね。
紅葉狩りと言えば、秋に紅葉する木々や山々を楽しむことを言いますが、落ち葉を集めるわけではないのになぜ「狩り」という言葉を使うのでしょうか?
今回は紅葉狩りの言葉の語源と楽しみ方についてまとめます。

紅葉狩りとは

「紅葉狩り(もみじがり)」とは、秋に見ごろを迎えるモミジなどの落葉樹を目で見て楽しむことをさします。
「紅葉」という文字は、「こうよう」とも読みますが、「紅葉狩り」という言葉になったときには「もみじ」と読みます。

なぜ「狩り」というの?

もともと「狩り」という言葉は獣を捕まえるという意味で使われていました。
それがだんだん鳥や小動物を捕まえる際にも使われるようになり、さらには山で果物やきのこなどを採るときにも「狩り」という表現が使われるようになったといわれているそうです。

また、昔の貴族が狩猟をせずにわざわざ山に出向き、自然を愛でるという贅沢をすることを「狩り」と表現していたとも言われます。
現在では紅葉狩りだけではなく、果物狩りやキノコ狩りといった言葉もありますね。

紅葉に適したシーズンとは

一般的に紅葉が楽しめるシーズンは地域によっても違いがありますが、木々が色づき始める11月上旬ころから落葉までの12月上旬くらいまでです。
高い山では紅葉が早く始まるので、早いところでは10月下旬ころから楽しめるところもあります。

紅葉狩りの有名スポット

全国に紅葉の有名スポットはたくさんあります。
特にどんなサイトのランキングでも上位に入ってくるのが栃木県日光
華厳の滝や中禅寺湖を中心としたフォトジェニックな風景に紅葉がとてもよく映えます。

また、都心から最も近いところでは高尾山も有名です。
ライトアップが美しい場所と言えば、京都の清水寺も外せません。
清水の舞台の下に色づくカエデがライトアップ時にはとても幻想的な風景になります。
また、わざわざ山に出かけなくても、近所の公園などのモミジやイチョウが美しく紅葉するのを眺めるのも立派な「紅葉狩り」ですね。

食べられる「紅葉狩り」?

「紅葉狩り」という言葉を聞いて、果物やキノコと同じように「モミジを食べる」ことだと勘違いする人もたくさんいるようです。
もちろん、本来の紅葉狩りはモミジを食べるわけではないのですが、実は食べられるモミジがあるのだそうです。
それは、大阪箕面の「もみじの天ぷら」
大阪の箕面にある箕面大滝は、大阪で唯一「日本の滝100選」に選ばれている滝ですが、ここの紅葉は息をのむほどの絶景と言われます。
その箕面大滝の名物が「もみじの天ぷら」なのだそうです。
天ぷらと言っても、おかずに食べるような天ぷらとはすこし違い、衣は天ぷらよりもカリッとしていて、スナック菓子に近い食感で、かりんとうのような味なのだとか。

私も食べたことはないのですが、一度は味わってみたいものです。

いかがでしたか?
自然を楽しむ紅葉狩りにこの秋はぜひ出かけてみましょう。

食べる楽しみ満載の味覚狩りについてはこちらの記事を参考にどうぞ。

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