読書の秋到来!秋になると読書をしよう、という由来は一体なに?

行事

秋がやってくると「読書の秋」とよく言われますね。
いったいなぜ秋になると読書をするのでしょうか?
今回はその由来などについてまとめてみました。

秋の読書週間

秋になると「読書週間」というのを聞いたことがありませんか?
毎年、10月27日から11月9日に行われている読書週間は、戦後間もない1427年(昭和22年)に始まったものだそうです。
戦火の傷跡が至る所に残っていた当時、「読書によって平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社や書店、図書館や新聞各社などの協力のもと11月7日から第一回読書週間がはじまりました。
この反響は素晴らしく、翌年以降からは現在行われている期間を定め、読書をしよう、という習慣が広がりました。

実は読書週間には子供向けの「こどもの読書週間」もあります。

こちらは1959年(昭和34年)に始まったもので、現在は子供の日を含む5月1日から5月14日まで開催されています。

読書週間が秋に行われるようになったわけ

秋に読書週間が行われるようになったのは、「読書の秋」だから、という理由ではないようです。
当時アメリカでは「チルドレンズ・ブック・ウィーク」というものを11月に開催していました。
これは子供が本に親しんでほしい、という運動です。
日本での読書週間が秋に行われるようになったのは、この「チルドレンズ・ブック・ウィーク」と、国民の祝日である「文化の日」の影響と言われているそうです。
秋は文化活動が盛んになりますよね。
こういったときに本に親しんでほしい、と始まったのが由来のようです。

秋に読書を

読書週間が秋だから、「読書の秋」と言われるようになったのではないようですが、秋になると夜が長くなります。
暑さも和らぎ、冬ほど寒くない秋は、家の中で静かに読書をするにはもってこいのシーズンです。
夜の長い秋を、唐時代の中国の詩人が漢詩で「燈火稍く親しむ可く」と表現したそうです。
このことから、中国では「燈火親しむべし」と、秋には読書がふさわしい季節である、と言われるようになったといわれています。
このことが「読書の秋」の由来の一つではないか、ということです。

いかがでしたか?
「食欲の秋」や「スポーツの秋」などともいわれる秋ですが、過ごしやすく長い秋の夜に、お気に入りの本を読んでゆったりとした時間を過ごすのもいいですね。

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