習い事や塾で時間が遅くなりがちな中学生の生活スケジュールを考える

子育て

子供が大きくなると、習い事や塾、さらに中学生になると部活などで忙しくなりますよね。
家に帰ってきてゆっくりする時間も惜しくなるくらいです。
我が家の兄弟たちのこれまでを振り返り、中学生のスケジュールを考えてみます。

帰宅時間が遅くなる中学生

小学生のうちは、遅くても4時、5時くらいになると学校から帰宅してきました。
帰ってきてから友達と遊んだりする時間もあったものです。
ところが中学生になるとその生活は一変します。
部活動が始まると、帰宅時間は夜の7時を回ることもしばしば。
家に帰ってくれば塾や習い事にすぐにいかなければならないことも。
塾に行けば21時までは戻ってこれません。

さらに帰ってから夕食、お風呂をすませば23時近くなることも。
時間をしっかりとマネジメントすることが必要になってきます。

睡眠時間を確保する

帰宅が遅くなると、ちょっとでもダラダラしていると就寝時間が遅くなってしまいます。
部活などで疲れているのに、睡眠時間がなくなるのはとても辛いもの。
我が家ではまず睡眠時間をしっかり確保することにしました。
夜はどんなに遅くても23時には寝る
平日はこれを必ず守るようにしています。
ちなみに起床時間は6時なので、7時間睡眠をとることができるようになります。
疲れているときにはもっと早く寝かせてしまうことも。
習い事や塾だけでなく、学校からの宿題もあるので、早く寝てしまったときには翌朝に早起きをさせて宿題などの時間を確保します。
中学生になってもゲームなどで遊びたい年ごろですよね。
これも、夜更かししてさせるのではなく、早起きしてするように心がけています。

やることの見える化

少ない時間を有効に使うためには、自分がやらなければならないことをしっかりと把握する必要があります。
我が家では時間の使い方がしっかりできるようになるまで、「やることの見える化」をしていました。
今日やらなければならないこと、やりたいことを具体的にリスト化します。

最初のうちは紙にToDoリストを書かせていましたが、これも時間がかかるので廃止。
私が口頭でやることを確認するようになりました。
今日の宿題は何で、どれくらいの時間がかかりそうなのか、習い事の練習内容(我が家ではエレクトーンを習っています)、それ以外にやることがあるのかどうか。
帰ってきてすぐにこれを確認し、時間のやりくりを考えさせます
自分で考えさせて、スケジュールまで立てるのです。
そうすると、勉強はこのくらいやればよいだろう、休憩はこのくらいできるだろう、という時間の見通しができます。
自分で立てたスケジュール通りにすべてうまくいくわけではありませんが、少なくとも「やり忘れ」の防止になります。
また、ゲームなどで遊びたいときには「最低限ここまでやらなければならない」ものが見えてくるので、時間の使い方に無駄が出なくなりやすいのです。

早起きを心がける

我が家のルールには、「早起きしたら好きなことをしてもよい」というものがあります。
夜更かしをさせないために作ったルールですが、我が家の息子たちにはこれがとても効きました。
早起きして身支度するところまでしっかりできれば、あとの時間はゆっくりできます。
私も「早く早く」とせかさなくてよいのが助かりました。

現在高校生になった上の息子たちは、少し遠方の高校に通っている関係で朝の時間が少なくなりましたが、早起きの習慣だけは役に立っています。

できなくてもいいと割り切る

子供が帰宅してから寝るまでの時間は限られています。
ある程度は「できないことがあってもいい」と割り切ってしまうことも必要です。
例えば我が家では習い事のエレクトーンは、どうしても家での練習をしなければなりません。
小学生の時と同じくらい練習に時間を使っていると、宿題の時間がなくなったり、就寝時間が遅くなってしまうのです。
今までは平日1時間以上の練習時間が取れていたものが、同じだけはできなくなります。
それなら、普段は30分だけでいいから、最低限の練習をしておく。
そのかわり、時間がある土日には数時間を使って練習をするようにする、といった具合です。
同じように、自主学習もなかなか時間が取れなくなっているので、普段は最低限の宿題だけをするようにして、時間があるときにまとめて自主学習をするようにしています。

いかがでしたか?
子供たちの時間の管理は、大きくなれば自分でできるようになってくるとは思いますが、最初の1年くらいはしっかりと見守ったほうがよいかもしれません。
子供なりのリズムができるまでは、ほんの少し手助けしてあげるのはいかがでしょうか?

大きくなった子供たちの忙しさについてはこちらの記事も参考にどうぞ。

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