大学生を筆頭に3人の子育てをしてきましたが、子供は本当に言うことを聞かないものです。
朝起きて、夜寝るまで。
やって欲しいこと、やって欲しくないこと、いろいろと親はあれこれ言いたくなります。
でも思春期の子供たちはなかなか話を聞いてもらえないものです。
我が家ではこんな風にして乗り切っています。
思春期って言うことを聞かせるのは無理?
自分が思春期だった頃のことを思い出してみました。
私の親は「勉強しなさい」とか「あれはダメ、これはダメ」とか、あまり口を出すタイプではありませんでした。
でも、要所要所で言われたことに対して、表面上は「はい」と素直に返事をしているように見せかけてはいましたけれど、心の中では反抗していた記憶があります。
そう、思春期ってそんなものじゃありませんでしたか?
親の言うことなんて聞かない、それが思春期のような気がしています。
だから、私が子供たちに言うことを聞かせよう、なんて思っても、もしかしたら子供は素直に言うことを聞いているように見えているかもしれないけれど、たぶん無理なんじゃないかと思うのです。
だって、私自身が言うことを聞かない子供だったからです。
譲れるところと譲れないところを決める
そんな我が家では、私が親として譲れるところと譲れないところ、ここに一番気をつけています。
例えば、朝起きる時間のこと。
この時間に最低でも起きてもらえないとその日のスケジュールがうまくいかなくなる、というのは「譲れない」ところ。
逆に譲れるところ、といえば「勉強時間」やそのタイミング。
小学生までは宿題の管理や自主学習の時間、内容などもチェックしていた時期もありましたが、中学生以降は口うるさく言うのはやめました。
むしろ言えば言うほど、逆効果になることが多いことがわかったからです。
最低限、学校から出された課題をやっているかどうか、口頭で確認するくらいはあったとしても、内容までは見ていません。
なので学力もそれなりでしかありませんが、それも彼らのやり方。
「やれ」と言われればやりたくないのが思春期なので、半ば諦めも含めてそこは口出ししないことにしています。
親は見守るのが仕事?
やったら困ること、譲れないこと、それ以外は見守るだけにして最低限の注意と干渉に抑える。
親からすれば、これって本当に難しいことだと思います。
私自身もできているか、と言われたら、半分できて半分できていないと思います。
やっぱり口を出したくなるのが親ですよね。
余計な口出しや注意をしてしまうこともあります。
それに対してやっぱり子供は反抗します。
時には言い合いになったり、こちらが一方的に怒ったりすることも。
それでも思春期を迎えた子供と接するためには、見守りに徹することが大事なのかもしれません。
話をする時間を取る
我が家は子供が3人いるので、どうしても一人一人に向かい合う時間は少なくなりがちです。
そこで心がけているのが「向き合って話をすること」。
例えば送迎の車の中での5分間だったり、ご飯を食べているときのたわいのない会話だったり。
子供が今何を考えているのかがわかれば、私自身も小言を言わなくて済むことが多いのです。
勉強より夢中になることがあることも大切ですよね。
もちろん最低限はしてほしいことはありますが、子供の好きなことや大切なことが少しでも理解できていれば寛容な気持ちになれるものです。
今も、思春期の子供たちと向き合う姿勢は模索中です。
現在の我が家の様子が参考になればいいなと思っています。
子育ては大変だったり辛かったりいろいろな山を越えます。
困ったときには相談できるところを用意しておくといいですね。