山形にはおいしいものがたくさんありますが、中でも有名なのが「芋煮」ですよね。
秋になれば河原でみんなで芋煮会をする、というくらい山形ではメジャーな食べ物です。
山形県を訪れるときには必ず食べている芋煮ですが、自宅で再現しようとするとどうしてもあの味が出ない、と悩んでいた時、便利なたれを見つけました。
山形の芋煮ってどんな食べ物?
その昔山形県を流れる最上川は舟での荷物の取引が盛んでしたが、舟がいつ到着するかを知るすべがなかった頃には荷受人たちが河原でいつまでも待ち続けていたと言います。
退屈をしのぐために河原では鍋を囲んでいたそうですが、このあたりでは里芋の産地があり、これらと届いた鱈などを煮て食べたのが芋煮の始まりだと言われているそうです。
昭和の初めごろには具材に牛肉が使われるようになり、今の芋煮の姿になりました。
同じ山形県内でも味付けや具材は様々で、牛肉を使う地域では醤油味、豚肉を使う地域では味噌味の芋煮が主流だと言います。
醤油ベースの芋煮の作り方
芋煮の具材はいろいろありますが、牛肉を使う場合にはしょうゆベースの味付けになります。
皮をむいた里芋、こんにゃくに牛肉、長ネギをしょうゆ、酒、さとうで味付けします。
我が家でもいろいろなサイトや本を参考に何度か作ってみたことがあるのですが、なかなか味が安定せず思ったような芋煮が作れずにいて困っていました。
便利なたれ「うまいたれ」
山形県へ観光に行くことになり、お土産を検索していた時にヒットしたのが「うまいたれ」という調味料でした。
平山孫兵衛商店が製造しているこちらのたれは、山形県内ではスーパーで販売されているごく一般的な調味料だそうですが、これを使うだけで芋煮が簡単にできる、というのを知り早速購入。
かつおだしをベースに、昔ながらの製法で塩分控えめに作っているという「うまいたれ」ですが、山形の人たちは煮物や麺つゆとして利用しているのだそうです。
「うまいたれ」を使った芋煮の作り方
さっそくこの「うまいたれ」を使った芋煮を作ってみます。
材料は適度に調整してください。
【材料】
〇里芋 5-6個 皮をむいて食べやすい大きさに切る
〇ごぼう 1本 よく洗って斜めに切る
〇こんにゃく 1枚 一口大に手でちぎる
〇牛肉 300g 一口大に切る
〇しめじ 1袋 お好みで
〇長ネギ 1本 斜めに切る
〇うまいたれ 適宜
【作り方】
1. 鍋に里芋とごぼうとこんにゃくを入れ、かぶるくらいの水を入れて煮立たせる。
あくが出たらきれいに取り除く。
2. 里芋に火が通ったら、きのことうまいたれを適宜入れて好みの味にしてさらに煮込む。
3. 牛肉を加えて煮込み、あくをしっかり取る。
4. 最後に長ネギを加えて完成。
味付けは「うまいたれ」だけでばっちり決まります。
「うまいたれ」1に対して水は5から6くらいが目安になりますが、味を見ながら調節して好みの濃さを探してみてください。
これで作った芋煮は、本場山形で食べるものとほとんど差がないくらいのおいしさです。
「うまいたれ」の入手方法
この便利な「うまいたれ」は、山形県内であればスーパーや土産物店などで購入することができます。
山形まで行くのが難しい、ということであれば、平山孫兵衛商店のネットショップでお取り寄せをすることができるので利用してみてくださいね。
いかがでしたか?
自宅でも簡単に本場の芋煮が再現できる「うまいたれ」は普段の料理にも使えてとっても万能です。
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
今回は万能調味料を使いましたが、自分でかつおだしを取ったときにはぜひ出しがらの鰹節も食べてみてはいかがですか?