手軽に水分補給をするために水筒は便利ですよね。
小さい子供がいる家庭では、夏の間の水分補給のために毎日水筒を持たせているケースも多いようです。
きれいに洗ったつもりでも、ある日底にサビが出ていた!なんてことがありませんか?
今回は水筒のサビをきれいに取る対処方法と、予防方法についてまとめました。
水筒のサビはなぜできる?
きれいに洗っていたはずの水筒の底にサビがついてしまうのはなぜでしょうか?
水筒は細長い形状をしているので、きれいに洗った後にどうしても中が濡れたままになりがちです。
湿ったまま片づけてしまうと、水滴がステンレスなどの金属と反応してサビが出てしまうことがあるのです。
ステンレスボトルでやってはいけないこと
サビが出た、とびっくりして、ついやってしまいがちなのが、塩素系漂白剤の使用ですよね。
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、金属についてしまったサビを取るどころか、実はさらにサビを増やす原因になりかねません。
ステンレス製の水筒には塩素系の漂白剤は使わないようにしましょう。
漂白剤を使いたいときには、ステンレスボトル専用の漂白剤や、酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)を使いましょう。
磨いたらきれいになるのでは?と金属製のたわしでこすったり、クレンザーなどで磨いたりするのも水筒を傷める原因になるのでやめましょう。
サビをきれいに取るには?
きれいにサビをとるには、クエン酸を使います。
水筒に小さじ1程度のクエン酸を入れたら、お湯を入れます。
水筒の中に入れるお湯は熱いほどよいのですが、水筒の耐熱温度に合わせて用意してください。
これを1時間程度おいてから、スポンジなどでこすってみるとサビがとれます。
あまりびっしりとついてしまったサビはすべて取り切れないこともあるかもしれませんが、何度か試してみてくださいね。
ついてしまったカビは
サビと同じように、うっかりしていると水筒にカビがついてしまうことがあります。
この時も塩素系漂白剤は使わないようにしましょう。
かならず、ステンレスボトル用の漂白剤をつかうか、酸素系漂白剤を使います。
漂白剤を使いたくないときには、酢や重曹をつかいます。
酢を使う時には、少し熱めのお湯(50度くらい)に酢を入れ、水筒の中に入れて一晩おきます。
重曹なら、500ミリリットルに対して小さじ1程度を溶かして同じように一晩おきましょう。
あとはスポンジでこするだけです。
サビやカビを予防するためには?
水筒のサビやカビを予防するには、「乾燥」がカギになります。
どんなにきれいに洗っても水気が残っているとそこからサビやカビが発生してしまいます。
洗った後の水筒を完全に乾燥させるのは難しいですよね。
熱湯を入れることができる水筒なら、すすいだ後に熱湯を入れ、水を切ってさかさまにしておきましょう。
お湯をいれることで、水気が早く切れます。
また、100円ショップなどで売られている水切り用のグッズを使うのもよいですね。
斜めに傾けて、水気がよく切れるようにするのが大切です。
きれいに乾燥させてから片づけることを習慣にしましょう。
いかがでしたか?
水筒はきれいに洗って清潔に使いたいですね。
酸素系漂白剤のオキシクリーンはいろいろな場面で使えます。
一つ常備してみてはいかがですか?