つやつやの新米を楽しもう!新米の炊き方とおにぎりの握り方

料理

店先に「新米」が並ぶ季節になりました。
日本人の主食といえばお米ですね。
今回は新米のおいしい炊き方とおにぎりの握り方についてまとめます。

新米ってどんなお米?

お米は8月から10月ころにかけて収穫されます。
秋に収穫されたお米は、次の年の収穫が始まるまで(次の年の秋)販売されることになります。
その中でも「新米」と呼ばれるのは、収穫された年の年末(12月31日)までです。
年を越えたら、「新米」という言い方はしなくなるのですね。

ちなみに、新しいお米が収穫される時期になると、その前年に収穫されたお米のことは「古米」と呼びます。

いざ「新米」を炊く前にしておくこと

その年の秋に収穫された新米を炊く前に、まずはお米の保存方法をおさらいしましょう。
お米は空気に触れると酸化が始まり、おいしさが失われてしまいます。
できる限り、食べる分だけを購入し、密封できる袋や容器に入れて冷蔵庫の野菜室で管理しましょう。
ペットボトルに入れて保管するのもおすすめです。
どうしても冷蔵庫に入れられない場合は、直射日光が当たらない涼しい場所で保管します。
この場合はなるべくはやく食べきってしまいましょう。
お米はしっかり計量して使いましょう。
一般的に販売されている計量カップは「200ミリリットル」のものですが、お米の1カップは180ミリリットルです。
計量する際には必ずお米用のカップを使用しましょう。

お米のとぎ方

おいしいご飯を炊くときに気を付けたいのが「お米のとぎ方」です。
お米はとぎ始めが最も水分を吸収しやすくなっていると言われます。
水を入れたら、最初は2,3回大きくかき混ぜて、すぐに水を捨てます
これをしないと、ぬか臭い水をお米が吸収してしまうのです。

その後、やさしくかき混ぜるようにお米をとぎます。
白く濁った水を捨て、3回程度繰り返します。
水は完全に透き通っていないと思いますが、やりすぎると栄養分やおいしさも流してしまうことになるので、3回程度でよいでしょう。

水分を吸収させる

お米をとぎ終わったら、水分を吸収させます。
水分は米の1.2倍と言われますが、新米の場合はもともと米に水分量が多いのでいつもより少なめで調整しましょう。
逆に水分量が少なくなる古米直前の夏場には水分を多めに入れます。
吸水させる時間は、秋なら45分くらい、水温が下がる冬場は1時間程度、夏は20分程度が目安です。
炊飯器で炊くのか、鍋や土鍋を使うのか、などによって水分量や給水時間は変わります。
ご家庭の環境で何度か炊いてみて、一番いい水分量などを調整してみましょう。

ご飯を炊く

簡単にご飯が炊けるのは炊飯器ですね。
吸水が終わったら、スイッチを押すだけで簡単においしいご飯が炊きあがります。
鍋や土鍋の場合は、火加減が大切になってきます。
基本的には沸騰するまで強火で加熱した後、弱火にして10分間、火を止める1分前に少し火を強めてから10分間蒸らします。
鍋で炊飯する場合は、ふたは開けないのが鉄則。
火加減が大切なので、慣れるまではタイマーなどでしっかり時間を測りましょう。
炊きあがったご飯は、お米の粒をつぶさないように大きくさっくりとかき混ぜておきましょう。

おにぎりを握る

おいしいご飯が炊けたら、塩でおにぎりを握ってみましょう。
できれば炊きたての熱いご飯を握るのがベスト。
ご飯が熱くなっているので、手をよく冷やして水を手全体につけます。
塩は、親指、人差し指、中指の3本でつまんでつける程度にして、両手によくなじませます。
ここにご飯をとり、やさしくふんわりと握りましょう。

ギュッと握ってしまうと、せっかくふっくら炊けたご飯がつぶれてしまって口当たりが悪くなってしまうので注意が必要です。
ふんわり形を作ったら出来上がりです。
せっかくの新米なので、海苔をまく前にこのままでも味わってみましょう。

いかがでしたか?
おいしい新米をよりおいしく食べるために、ちょっとしたポイントを押さえてみましょう。

お米の保存方法についてはこちらの記事も参考にどうぞ。

お米ってどうやって保存すればいいの?虫の発生を防ぐ効果的な方法
みなさんお米はどうやって保存していますか? 買ってきたままの袋に入れて? そのままにしておいて、暑い時期に虫が発生してしまって困ったことはありませんか? そんな虫が発生しないための効果的な方法を紹介したいと思います。 お米につく虫と...