ちょっとあったらいいな、と思う野菜ってありませんか?
我が家なら毎日必ずお弁当に使うプチトマトや薬味類なんかがそれ。
買いに行かなくても自宅で簡単に作れたら便利ですよね。
実はこういった野菜類は小さなスペースで栽培できちゃうんです。
今回はプランターや庭の空きスペースを使った野菜栽培について我が家の方法をご紹介します。
育てやすく手入れの簡単な野菜を選ぶ
我が家の小さな家庭菜園(プランターや庭の隅を利用)で栽培しているのは、いつも育てやすくて手入れが簡単なものばかりです。
始めたばかりのころは、ナスやキュウリ、ピーマンや葉物野菜といったいろいろな種類の野菜を育てていたのですが、病気に弱かったり、肥料のやり方や虫への防除などさまざまな手間がかかって思ったように収穫ができないことが続きました。
そこで今は「育てやすく」「ほとんど手入れがいらない」「肥料も管理しなくて大丈夫」なものを厳選して栽培しています。
まず一つ目がプチトマト。
同じトマトでも中玉以上の大きなものは雨に弱かったり、肥料が必要になったりと管理が大変なのですが、ミニサイズのものは野生種に近いのでほとんど手入れが必要ありません。
しかも毎日お弁当に使うものなので、植えておくと本当に便利。
これだけは2品種程度を毎年厳選して植えています。
二つ目はシソ。
庭に一度植えたことがあるのですが、毎年そこから種が落ちて同じ場所から勝手に生えてきます。
シソも買うとそれなりの値段がするのですが、2株くらい植えてあるとどんどん収穫できるので気にせず使えます。
三つめはネギ。
それも小ネギのタイプのものです。
以前購入した小ねぎの根っこだけを植木鉢に植えたところ、どんどん株が増えて立派に成長しています。
こちらもほとんど手入れいらずで、ちょっとしたときに小ネギが使えるのはとても便利です。
プチトマトの栽培方法
プチトマトの栽培で私が気をつけているのは一点だけ。
それは前の年にトマト栽培に使った土は使わない、ということです。
トマト類は連作(同じ場所に毎年植えること)を嫌います。
プランターをいくつか用意して、順番に使う、もしくは毎年新しい土を用意して使うことで連作を回避します。
本当に気をつけるのはこれだけで、植えてしまったらほとんど放置です。
野菜栽培の本には肥料を入れたりするタイミングなど色々なことが書かれていますが、私は普段の水やり以外はほとんど手入れをしません。
よく言われる脇芽をかく、という作業もさほど気にしません。
少し大きくなった脇芽をとったときには、プランターの開いているところに差しておくともう1株栽培することができたりするのでそのくらい。
あとは丈が高くなると倒れる心配があるので、支えのための支柱を立てて誘導する程度です。
こんな感じで大丈夫なの?と心配になりますが、案外普通に収穫できます。
もしかすると収量は落ちているのかもしれませんが、プチトマトは採れ始めると相当な量が収穫できたりするのでさほど気にしていません。
野菜栽培の専門家が聞いたら怒られそうな栽培の仕方ですが、全然問題がないので毎年こんな感じです。
シソの栽培方法
シソは最初に種をまくか、苗をいくつか購入して植えておけば、毎年同じあたりから芽がでて勝手に育ちます。
庭にスペースがあるようなら直に植えてもいいと思いますが、放っておくとどんどん増えるのでそれだけ注意します。
正直、そのままにしておくと虫もついてしまうのですが、それ以上に草の勢いがあるので、虫食いはそんなに気にしていません。
2株程度植えておくと、少しずつ大きくなった葉っぱから収穫できるので便利です。
シソも「これ!」といった手入れはほとんどせず、勝手に生えて勝手に枯れます。
枯れた後だけ倒す作業をしますが、普段はいつもそのまま庭に生やしたままです。
ネギ(小ネギ)の栽培
我が家は食べ終わった後の小ネギの根っこ部分を植木鉢に植えました。
これで新しい芽が出てくるので、育ったところから少しずつ切って使っています。
こちらも一度植えたものが数年にわたって勝手に育っていて、特に肥料をあげたりしたこともありません。
基本的には虫や病気にも強いのでそのまま植えておけば長く楽しめます。
いかがでしたか?
専門家が読んだら怒られそうな栽培方法ですが、ずぼらな私でも水やり程度で育てることができ、ちょっとしたときに使える便利な野菜ばかりです。
トマトは苗が出回ったタイミングで毎年購入が必要ですが、小さなスペースでもプランターや植木鉢などでぜひ栽培してみてはいかがですか?