子供が離乳食を始めたころ、色々な食材を食べて欲しくて工夫をした思い出があります。
そして「食べた」「食べない」と一喜一憂していたころを懐かしく思い出します。
食べず嫌いのものがあったり、なかなか新しい食べ物を食べてくれなかったり、そんな状況も大きくなればいつか改善してくれるはず…
確かに我が家の息子たちも日々食べられるものが増えていきました。
しかし、我が家の次男はとにかくご飯を食べない子なのです。
それは18歳を過ぎた今でも。
好き嫌いというよりは「食べない」
次男の場合、好き嫌いが多くて食べない、というよりは、ご飯そのものに興味がありません。
カンタンに言うと、おやつは食べるけどご飯は食べない。
同じお腹いっぱいにするのなら、自分の好きなものだけ食べたい。
そのため、小さい頃はとにかくおやつをたくさん与えないように気を付けていました。
お腹がすけば食べてくれるかもしれないと思っていましたが、どうやら彼の中ではそうではないらしい。
ご飯はそんなに一生懸命食べなくてもいいという感じなのです。
好き嫌いにも一癖
もちろん好き嫌いもあります。
魚介類はそもそも得意ではありませんし、貝類、海老は一切食べません(アレルギーではありません)。
それだけでなく、食材の食感がダメなものがいくつかあります。
例えばキャベツは、サラダやみそ汁、炒め物は食べられるのですが、塩もみをしたものだけは食べられません。
同じように茄子の漬物の皮も苦手です。
小松菜のおひたしも、固い茹で具合だと食べません。
口の中で「キュッ」となる感覚が耐えられないのだそうです。
食べさせるための工夫
こんな次男にご飯を食べさせることは、ずっと我が家の課題の一つです。
ご飯そのものに興味がないので、まず食べようと思わせるところからが一苦労。
特に寝ぼけている朝ごはんは食が進まないので、「食べてもらいたいもの」より「食べられるもの」を優先しています。
例えば白いご飯よりお茶漬け、お茶漬けより食パン、食パンより菓子パンなどがそれです。
そのかわり夕ご飯には栄養を取ってもらわなければいけないので、さらにひと工夫。
食感がダメな食材は極力「食べられる形状」に替えて出したり、野菜は元々好きではないので全部スープに入れたりなどをします。
小さい子供に出すのと同じように、得意な食材に苦手なものを細かく刻んで混ぜたりすることもあります。
そして、食べなくてもいいからとりあえず目の前に並べる、というのもやっています。
8割方、食べてもらえないことが多いですが仕方なしです。
そしてこの工夫は延々と続いています。
大きくなれば食べるようになるよ、なんてよく聞くと思います。
実際、長男と三男は大きな好き嫌いもなく、少食だった子供たちも大盛りご飯を食べています。
でもやっぱり食べない子は食べないまま育ち、今でも手探りでご飯を作っています。
いつか彼が1人暮らしをして、自分の好きなようにご飯を食べる日がきたとき、栄養に偏りなく食べてくれるようになることを目標に、今は工夫を続ける日々です。
大きくなっても食べない子がいるよ、という一つの例でした。
思春期の子供と向き合う日々は難しいものです。
食べ物の悩みだけでなく、言うことをきいてくれない息子たちとの日々はこちら。