子供の好き嫌いどうしている?嫌いな食べ物を好きにさせる方法は?

子育て

子供の食べ物の好き嫌いに困ったことはありませんか?
決して食が旺盛でなかった我が家の次男にも、好き嫌いがありました。
バランスよく食べて育ってほしい、という思いとは裏腹に、子供の好き嫌いはなかなか改善しないことも多いのではないでしょうか?
今でもあまり食が太いほうではない高校生の次男の好き嫌いに対して我が家がやってきたことをまとめてみます。

好きな食べ物しか食べない時期

離乳食を始めたばかりのころは、おかゆや野菜のペーストなど、とりあえずは口に運んでくれた次男。
このまま順調にいけば幼児食に移行できる、と簡単に思っていました。
長男は食欲こそさほどではありませんでしたが、これといった「嫌いなもの」がなく、あまり食に関して悩んだことがありませんでした。
同じように次男も育っていくのだろうと思っていたのですが…
そう簡単に物事は進まないものです。
1歳を前にしたころから、嫌いなものは口に入れてくれない、頑固な子供になりました。
そのまま幼児になった次男は、「お菓子大好き、ご飯やおかずは嫌い」な子供に育ってしまいました。

嫌いなものを無理やり食べさせない

お腹がすけば、嫌いなものでも食べてもらえるかもしれない。
そう考えた私は、なるべく間食はおにぎりやイモなどの補食に変えました。
とにかくお菓子が大好きな子で、おこさませんべいやたまごボーロならいくらでも食べられるのに、ご飯になったとたんに口を開けてくれなくなります。
補食をおにぎりなどにしたことで、間食の量が少なくなりました。
その分食べてくれるだろう、と食卓にはいろいろなものを出すのですが、やっぱり食べてくれません。

食べてほしい、というこちらの気持ちを知ってか知らずか、より頑固に食べてくれなくなりました。
食べさせようと思えば思うほど、泣いて拒否されたり逃げ回ったりする次男。
楽しいはずの食事の時間は、だんだん荒れてきます。
これでは食べるものも食べてもらえなくなる、と考えた私はとうとう「無理やり食べさせない」という方法に切り替えたのです。

どこかでトータルして帳尻があう?

次男にはホコリとダニアレルギーから起こる小児喘息の持病がありましたが、症状は重症ではなかったため、それ以外は極めて健康に育っていました。
バランスよく食べなければちゃんと成長しないのでは?と心配したのですが、成長曲線の平均をしっかりとたどっていました。
無理やり食べさせなくても、食べられるものだけでどこかで帳尻があうのでは?
野菜はあまり好きではなく、サラダも食べてくれませんでしたが、気が向くと野菜スープのスープだけ、とか、味噌汁の汁だけは少し飲んでくれることもありました。
野菜そのものから取る栄養にはかなわないかもしれないけれど、溶けだした栄養分くらいは吸収できているかもしれない、と思うと気が楽になりました。

献立は嫌いなものも一緒に並べる

だからといって、嫌いなものを食べさせる努力をやめたわけではありませんでした。
嫌いな食べ物があっても、食卓には必ず並べます
取り分けをするときにも、一応嫌いな食べ物もほんの少しだけのせておきます

食べなければ、食べないでいい
でも、出さない、わけではありません。
今日はこんなおかずを作ったよ、家族みんなはおいしいと言って食べているよ、ということを見せるためです。

少しでも口にしたらほめてあげる

当たり前のことですが、ほんの一口でも苦手な食べ物が食べられた時にはほめてあげました。
おいしくない、と言われて傷ついたこともありましたが、でも口にできたことだけはエライ!とほめ続けました。
こうして少しずつ苦手だった野菜が減っていったのです。

給食の力は偉大

次男が好き嫌いを少しずつ克服したのは、幼稚園に入園してからの給食の力もありました。
給食はみんな同じものが配られます。
そして、次男が嫌いな食べ物でも、お友達は喜んでおいしいと食べています
こういった姿を見て、もしかしたら食べられるかも?と少しずつ食べるものが増えていったのです。
給食の力、お友達の力は偉大です。

嫌いなものは無理しない

現在高校生になった次男ですが、今でも嫌いなものはたくさんあるようです。
私は意識して次男の嫌いなものを避けることをしていません
今でもキノコ類が苦手な次男ですが、スープや煮物などに普通にガンガン入れています。
そして、次男の分を取り分けするときにも意識して避けたりしていません。
時々、ほかの兄弟よりも少なめに入れてあげることもありますが、その時の本人の気分によって我慢して食べるときもあれば、今日は無理だから残す、というときもあります
我が家ではそれでもいい、ということにしています。
私自身にも苦手な食べ物があり、それを無理に食べるのはやっぱり嫌だと思うからです。
食べられるときは食べるし、ダメな時は言ってくれればいい、というスタンスでやっています。
特に次男はエビが一切食べられないのですが(アレルギーではありません)、エビが食べられないから生きていけないことなんてない、と言って笑っています。
エビなんて高いから食べてもらわなくてもいい、とみんなで笑います。
そのかわり、食べられるものはたくさん食べてくれたらいいと思うのです。

好き嫌いが多い子供を育てていると、どうしても心配になりますよね。
我が家は嫌いや苦手は多かったけれど、なんとか大きく育っています。
いくつかの嫌いな食べ物は、どうしても食べられないものもありますが、私たち大人でも嫌いなものや苦手なものはあるものです。
あまり無理させず、長い目で見守るのもよいのではないでしょうか?

子育てはいつまでも大変ですが、大きくなってくるとある程度の見通しがたってくるようになります。

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