子供が家に帰ってきてから、時間もあまりないのになかなか勉強に取り掛かってくれない。
習い事の練習も始めてくれない、なんてことありませんか?
勉強も習い事の練習も、子供が自分からやってくれるようになるのが理想ですが、そんなに簡単にはいかないものです。
以前にも子供のやる気スイッチを押す方法をまとめていましたが、最近ちょっとしたことで子供がその気になる意外な方法がみつかりました。
子供は「やれ」と言われたらやらない
子供は、「勉強しなさい」と言えば「今やろうと思っていた」と返してきます。
あげく、「やろうと思っていたのに言われたからやる気がなくなった」などと言い出すものです。
これにいちいち反論しているとキリがありません。
わかっているけれど、この言葉を使ってしまいたくなりますよね。
子供がやるべきことを親がやってみる
我が家では三男が音楽教室に通っているので、その練習をどうしてもしなければなりません。
いろんなアプローチでやらせようとしたのですが、なかなか腰が上がりません。
ある日たまたま、どんな曲を練習しているのだろうと思い、テキストをぱらぱらとめくって少しだけ私が弾いてみたのです。
すると、三男が横から割り込んできて、「違う、そうじゃないよ、こうやって…」とおもむろに練習を始めたのです!
この効果はてきめんで、横でダラダラしているところで私が代わりに練習をしようとすると割り込んで弾き始めます。
同じように勉強も、宿題のプリントやワークなどを私がやってみることにしました。
プリントそのものに書き込んだりしたこともあります(笑)
そうすると、「返して!俺がやるんだから!!」と消しゴムをかけ、勉強をやり始めるのです。
負けず嫌いの子にてきめんの効果
三男は末っ子だけあって、上の兄弟に負けたくない「負けず嫌いの子」です。
誰よりも自分が一番でありたい、という気持ちを逆手に取ったこの方法は、中学生になった今も現役で使えます。
ただし、コツが一つだけ。
ひっかかったな、と思ってすぐに引いてしまうと、やらせようとしていたことがばれてしまうのです。
我が家の場合は、ある程度は「今せっかく私がやってるんだからちょっと待って」と少し意地になってやり続けたほうがより効果が出ます。
内心では「しめしめ」と思っているのですが、「横取りされて残念」という感じのほうが効き目があるのです。
いつまでこの手にひっかかってくれるかはわかりませんが、数回に1回くらいはこの方法でやらせてみようと思っています。
この方法のもう一つのメリット
親が子供のやることをやってみる、というこの方法は、実はもう一つのメリットがあります。
それは、今、子供が何をしているのかを知ることができる、ということです。
勉強なら、いまどこを習っているのか、習い事の練習ならどんな内容をしているのか、というのを知ることで、子供と新しい会話が生まれます。
自分が苦手な単元が出てきたときには、どうやってやるの?と逆に子供に聞いてみたりするのもアリ。
子供が説明してくれるのを聞くのもちょっと楽しいものです。
さすがに勉強はだんだん内容が難しくなってきているので、そろそろ横取りしてプリントができる時期も終わるかもしれません。
でも、全くわからない問題が出てきたら、「これってどうやってやるの?」と聞く戦法を使ってみようと思っています。
いかがでしたか?
単純な我が家の三男ですので、どの子供にも使える技ではないかもしれませんが試してみる価値はあるのではないかと思います。
子供のやる気スイッチについてはこちらの記事もぜひ参考にどうぞ。