夏になると紫外線が気になります。
大人は日焼け止めやファンデーションなどで紫外線対策をしていますが、子供はいつからどうやって紫外線から身を守れはよいのでしょうか?
今回は子供の紫外線対策について調べてみました。
紫外線を浴びすぎるとどうなる?
紫外線は浴びることで皮膚の日焼けを起こします。
紫外線をたくさん浴びすぎると、しみやしわなどの皮膚の老化を早めてしまう、将来的に皮膚がんを起こしやすくする、目の病気(白内障など)を起こしやすくなる、などの弊害が知られています。
私たち親の世代が子供の頃は、日焼けをしている子供は元気な証拠、のような表現をよくされていたように思います。
しかし、日焼けを繰り返すことで皮膚のトラブルを起こしやすくなることが最近では知られるようになりました。
このような理由から、小さな赤ちゃんのうちから紫外線対策をする必要があるのです。
真夏よりも紫外線が強いシーズン
太陽の日差しが強い真夏は紫外線が多いイメージですが、実は紫外線が最も強いと言われているのは5月です。
気象庁のデータによると、3月ころから紫外線が急激に強くなりはじめ、ピークが5月から7月ころと言われています。
5月は気候的にさわやかで、お出かけする機会も多い頃です。
紫外線対策はしっかりとしなければなりませんね。
また、冬に雪が降る地方では、雪の照り返しで日焼けを起こすことがあります。
スキー場などで雪遊びをする、なんていうときには紫外線対策を忘れずにしましょう。
外遊びをするときには
子供と外遊びをするときには、紫外線の影響がなるべく少ないようにしたいものです。
一日のうち、最も紫外線が強いのは、午前10時ころから午後2時ころと言われています。
この時間帯はなるべく長時間外に出ないようにする、という工夫が必要です。
夏の間は、同じ時間帯に気温が上昇するので、熱中症なども起こしやすい時間ですよね。
日なたを避けて日陰で遊んだり、日なたで活動するときには日傘やパラソルなどを利用するのもよいですね。
外に出るときの服装
できる限り皮膚を紫外線にさらさないことが大事なので、まずは服装から気をつけましょう。
帽子はなるべくつばの広いものをかぶります。
肌の露出は少なめの服装がベスト。
紫外線を通さないように、目の詰まった生地でできているものがよいですね。
また、白や淡い色の洋服は紫外線を反射するので、紫外線防止に最適です。
最近では紫外線を避ける生地でできた洋服なども売られています。
(ユニクロのUVカットアイテムなどが有名ですね)
日焼け止めはいつから使える?
紫外線対策には日焼け止めのクリームなどを塗るのも一般的ですよね。
小さな赤ちゃんは皮膚も弱いのでいつから使えるのか気になるところですが、日本小児皮膚科学会のHPによれば、小さな赤ちゃんでも使えるのだそうです。
ただ、大人用の強い日焼け止めではなく、ベビー用や子供用として売られている肌に優しいものを使うのがよいのだそう。
低刺激のものを選び、日常生活ならSPF15から20程度、PA++、海や山でのレジャーではSPF20から40程度、PA++~PA+++までを目安にします。
子供は汗をよくかくので、水に強いウォータープルーフタイプのものがよいですね。
あまり薄く塗りすぎると効果が減るので、日焼け止めの説明書をよく読み、適量を塗りましょう。
また、外出から戻ったら日焼け止めをしっかりと落とします。
最近の日焼け止めはボディーソープや石鹸などで落とせるものが多いので、説明書を確認しましょう。
目の保護にはサングラス
子供にサングラスというとファッションのように思われがちですが、目の保護のためにはかかせないアイテムの一つです。
目に紫外線を浴び続けると白内障などの病気になりやすくなると言われています。
ファッション用のサングラスではなく、紫外線をしっかりとカットするものを選んでかけましょう。
また、メガネも目の保護に役立ちます。
最近のメガネレンズは、ほとんどが紫外線をカットする機能を持っています。
外出用に度の入っていない、色のないメガネを作るのも紫外線防止のためには有効です。
いかがでしたか?
小さいうちは大人の責任で紫外線予防をしてあげましょう。
幼稚園や保育園、学校生活などでも紫外線を浴びる機会が多くなります。
最近では日焼け止めの使用もきちんと認められているところがほとんどだと思います。
心配なら先生方に聞いてみてくださいね。
紫外線予防のアイテム、日傘が汚れたときにはこちらの記事も参考にどうぞ。