乳児期から始まると言われる人見知り。
ママやパパ以外の大人が抱っこしたりあやしたりすると赤ちゃんが大泣きしてしまう、なんてことありますよね。
それでもどうしても誰かに預けなければならないときもあると思います。
人見知りの赤ちゃんを預けたりできるのでしょうか?
また、気をつけたいことについてまとめてみました。
人見知りとは
乳児期のころ、知らない人やあまり見慣れない人が近づいたりすると、恥ずかしがったり、泣いたり、ママやパパから離れられなくなったりすることがありますね。
これが人見知りです。
人見知りは成長過程の一つで、珍しいものではありません。
6ヶ月ころになると、赤ちゃんはいつも自分をお世話してくれる人や抱っこしてくれる人を記憶できるようになってきます。
記憶ができるようになると、知っている人、知らない人の区別ができるようになります。
これが人見知りの始まりです。
見慣れない場所や見慣れない人を見たときに、安心できる存在であるママやパパを求めるようになります。
一方で、見知らぬ人を見分けることができるようになると、その知らない人に対しても興味が出てきます。
興味はある、けれど怖い、という感情から泣いたりすることが多いようです。
人見知りは成長の証であり、脳が育ってきた証拠でもあるのです。
人見知りする赤ちゃんを預ける
ママのお仕事やママ自身の通院、美容院や上の子の行事など、小さな赤ちゃんを連れて外出できないことってありますよね。
そんなとき、人見知りが始まった赤ちゃんを預けるのは不安があると思います。
個人差があると思いますが、ママから少しでも離れただけで泣き出してしまい、ミルクや離乳食なども受け付けなくなる、なんていうこともあるでしょう。
人見知りする赤ちゃんを預けるのはかわいそう、という声もあると思いますが、どうしても預けなければならない場面があると思います。
そんなときに気をつけておきたいいくつかの点をまとめてみます。
ママが不安にならない
ママがそわそわしたり、人見知りしたらどうしよう、などと不安に思っていると、その気持ちが赤ちゃんにも伝わってしまいます。
まずはママが不安にならないこと。
そして人見知りは決して悪いことではなく、成長の証なのですから、いつでもこい、というくらいの気持ちでいることが大切です。
また、赤ちゃんが泣き出してしまうとつい過剰に反応してしまいがちですよね。
他の人に抱っこされて泣き出してしまった我が子を、あわてて抱き寄せてしまったりすると、赤ちゃんは「この人は危険な人」という勘違いをしてしまうこともあるようです。
不安から過剰に反応しすぎると、かえって人見知りが激しくなることもあるので注意が必要です。
少しずつ慣らしていく
誰でも初めての場所や、初めて会う人には緊張するものです。
徐々に慣らしていきましょう。
最初のうちはママが「この人とは一緒にいても大丈夫」というように安心できる状況を作っていきましょう。
慣れてきたら少しずつ軽いスキンシップなどから始めてみるといいですね。
また、祖父母などに預けたいときには、なるべく早いうちから毎日顔を合わせたりするようにしてみましょう。
遠くに住んでいてなかなか会えないときには、写真などで顔を見せてあげるのも効果があるようです。
この頃の赤ちゃんは、ママを通して世界を見ています。
ママが仲良くしている相手には、赤ちゃんも安心しやすくなるでしょう。
預かり保育などを利用する場合
時間をかけてあげれば、赤ちゃんの人見知りは少しずつ慣れていくと言われています。
でも、急な用事でどうしても初めての相手に預けなければならない状況もあるかもしれません。
そんなときには、赤ちゃんが人見知りであることをしっかりと伝えることが大切です。
保育園や一時預かりなどで保育をしている先生たちはみなさんベテランばかりです。
「こんなに泣いてかわいそう」とか、「預けたりしてごめんね」などという気持ちでいると、その気持ちにつられて赤ちゃんは余計に人見知りしてしまいます。
預けるときは相手を信頼し、大船に乗った気持ちでお願いしてみるのもよいかもしれません。
その結果、やっぱり一日中泣いてしまってミルク飲めなかった、お昼寝もできなかった、ということもあるでしょう。
そんなときは、帰ってからしっかりとスキンシップをすればよいと思います。
人見知りの赤ちゃんは、育て方のせいではありません。
2歳頃になると落ち着いてくるとも言われています。
赤ちゃんが自分を求めて泣いてくれる、という時期は本当にこの頃だけです。
大きくなるとこちらが話しかけてもそっけない返事をされたり、反抗されたりする日がいつか来ます。
今だけ、と思って大いに抱っこしてあげてくださいね。
子育てが大変な時期は思ったより長くありません。
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