そろそろ大掃除のシーズンがやってきますね。
キッチンの汚れを掃除するのは一苦労。
いろいろな洗剤を揃えてもいいですが、身近なものを使って大掃除はいかがですか?
レンジ周りのよごれに
五徳や受け皿、換気扇などにつく油汚れを落とすのは大変ですよね。
焦げ付きや頑固な油汚れは身近なものでとってみましょう。
レンジの油汚れには、デニムの切れ端を使います。
デニムを購入したときに切り落とした裾は捨てずに、15センチ位の大きさに切って用意しておきましょう。
適度な固さと、デニム特有の繊維のざらつきがあるので、クレンザーを少しつけてこするだけで油汚れが落ちます。
こびりついてしまったガスコンロのよごれに
汚れがこびりついてしまったガスコンロの五徳や受け皿。
焦げ付いてしまったところには、食パンの袋に付いているプラスチックのクリップを使って汚れをこそげ落としてみましょう。
プラスチックでできているので、適度な固さとしなり具合がこそげ落としに最適。
また、デコボコしているので隅についた汚れにも届いて取ることができます。
レンジ周りのホコリと油が混ざった汚れに
ホコリと油が混ざってしまった汚れは、ただ拭くだけではなかなか取れにくいですよね。
そんな時には着古したフリースを適度な大きさに切って拭いてみましょう。
フリースは石油が原料の合成繊維でできているので、油汚れに効果を発揮します。
レンジフードの汚れは、フリースで乾拭きするだけできれいになりますよ。
レンジ周りの油汚れに
あちこちに飛んでしまう油はね。
キッチンの壁や調理台についた油汚れはこまめに拭き取るのが一番です。
やかんでお湯を沸かし、その湯気を近づけましょう。
汚れをゆるめたら、重曹水や洗剤をつけた雑巾で拭き取れば簡単に汚れが落ちます。
調理台などについた油汚れには、小麦粉を使います。
水と小麦粉を1:1で混ぜたものを指につけて、調理台や壁などをこすってみましょう。
粒子が細かいので、油を吸収しやすいのと、でんぷんが汚れを吸着するのでスッキリと汚れを落とすことができます。
油汚れには他にもビールで落とすことができます。
飲み残しのビールを布につけてこするだけ。
ビールの糖分が油汚れを分解してくれるのでこするだけで汚れが落ちます。
拭いたあとのニオイが気になりますが、独特なニオイは10分ほどで消えますが、気になるようなら水で拭き取りましょう。
うどんやパスタを茹でたあとには、その茹で汁を使ってキッチンの掃除をしましょう。
茹で汁が温かいうちに油汚れにかけてから布でこすります。
茹で汁の中には、小麦粉が溶け込んでいます。
これが油を包み込んで汚れを落としてくれるのです。
シンクの汚れに
野菜の泥やヌルヌルした油汚れ、ザラザラとした水あかなどが付きやすいシンク。
いろいろなものでこの汚れを取りましょう。
まずはみかんの皮。
みかんの皮は、油を中和して、ツヤ出しをする効果があります。
そのまま丸めて、シンクを拭いてみましょう。
これだけでピカピカになりますよ。
じゃがいもの皮をむいた時には、食器洗いのあとに皮の内側でシンクを磨いてみましょう。
じゃがいものデンプンが汚れを吸着してきれいにしてくれます。
こすったあとは、さっと水を流します。
大根の切れ端でシンクを磨いてみましょう。
水アカやベタつく汚れがきれいに取れます。
汚れがひどい時には、大根の切れ端に直接クレンザーや重曹をふりかけて磨いてもいいですね。
切れ端に粒子が沈み込むので、シンクを傷つけずにきれいにしてくれます。
飲み残しの炭酸飲料が出た時にはシンクにふりかけてみましょう。
サイダーなどでかまいません。
ふりかけたあと、スポンジでこすればピカピカになります。
水アカや油汚れには、使い終わったラップでこするのも効果があります。
角を多くすると汚れが落ちやすくなるので、くしゃっと丸めて磨くのがコツです。
排水口のぬめりには
ヌルヌルとぬめりが出やすい排水口。
汚れをきれいにしたら、ヌルヌルを防止しましょう。
銅の殺菌、防汚効果を利用して、10円玉を排水口に2~3枚ほど置いておきましょう。
これだけでぬめり防止になります。
10円玉が黒っぽくなってきたら取り替えどきです。
お弁当などでおかずを入れるアルミカップ。
これもぬめり防止に一役買ってくれます。
使い終わったあとのアルミカップを捨てずに軽く汚れをすすぎ、排水口に置いておきます。
水と反応して発生する金属イオンが、ぬめりの原因になるバイキンを殺菌してくれるので汚れがつきにくくなります。
いかがでしたか?
どの方法も簡単にできるので、大掃除に限らず日常的にお掃除に使ってみると効果的です。
日頃からキッチンをきれいに保つためにワザを使ってみてくださいね。