冷蔵庫の電気代を節約しよう!6つの小ワザで上手に節電

節約術

一年中、電気を使い続けている冷蔵庫。
最近の冷蔵庫は省エネタイプの設計になっているので、電気代も一昔前に比べてかからないようになりましたね。
でももう少し工夫することで電気代をもっと節約できるかもしれません。

設置場所を見直す

冷蔵庫を壁にピッタリとつけてしまうと、側面からの熱を放射しきれなくなり、その分だけ冷却効果が低下してしまいます。
左右は0.5センチ~2センチ以上の隙間を開けましょう
適切に間隔を開けて設置をすることで、電気代は大幅に節約できると言われています。
側面にはレシピやプリントなどを貼ってしまいがちですが、できるならこれも避けたほうがよいでしょう。

また、底面と側面は特にマメに掃除をするようにします。
動かすことが少ない上に、放熱のための空気の対流でホコリがたまりやすくなっています。
定期的に動かして掃除をしましょう。

冷蔵庫の上にものを置かない

一昔前まで、冷蔵庫の放熱はほぼ側面だけでされているのが一般的でした。
しかし、最近の冷蔵庫は上部と側面で放熱するタイプのものが増えています。
冷蔵庫の上は平らなので、ついものを置いてしまいがちですが、ここを塞いでしまうと放熱ができなくなり、電気代がアップする原因となります。
天井からは5センチ~30センチほど開けて、使わない家電などを置くのはやめましょう

温度設定を見直す

冷蔵庫内の温度設定は「強・中・弱」の3種類になっていますよね。
基本的には冷蔵庫の温度設定は「中」で大丈夫。
夏の暑いシーズンには、できるだけ庫内の整理をして「中」の設定にしましょう。
周囲の室温が15度のとき、設定温度を「強」から「中」にするだけで、年間の電気代が1000円前後節約できる、というデータもあるそうです。

食品の詰め込み過ぎに注意

冷蔵庫内の食品の間には、適当な間隔を開けておきましょう。
庫内の6~7割程度の容量で間隔をあけることで、冷気の循環がよくなり、まんべんなく食品を冷やすことができます。
ものを詰め込んだ状態と、半分程度に減らした場合を比べると、年間1000円程度の節約ができるというデータもあるそうです。

ものが少ない状態を保つとスムーズに出し入れすることができるので、扉の開閉時間の短縮もできるので一石二鳥です。
あけたら中身がひと目で分かる程度にして、まとめ買いなどはできるだけ避けましょう。

ただし、冷凍庫は逆
きっちりものが詰まっている方が、電気代を節約することができます。
冷凍された食品は、凍った食品自体が保冷剤の代わりとなり、お互いを冷やし合います。
また、冷凍庫は外気温との温度差が大きいので、扉を開閉したときにどうしても庫内の温度が上昇してしまいます。
きっちりとものを詰めることで、この温度上昇をしにくくして、電気代を節約することができるのです。

熱いお茶や料理は冷ましてから

煮出した麦茶や、食べ残したおかずなど、温かい状態のものをすぐに冷蔵庫に入れてしまうと、庫内の温度が急激に上がり、冷やすために余計なエネルギーが必要になります。
熱いものはすぐに冷蔵庫に入れず、しばらく常温で冷ましてから入れましょう。
急いでいる時には、洗い桶などに水を張り、氷や保冷剤を入れた中に食材をつけておきましょう。
十分に冷ましてから入れるのが節約のコツです。

扉の開閉回数と開閉時間を減らす

冷蔵庫の扉の開閉の回数が増えたり、開けている時間が増えると、その分だけ冷蔵庫内の温度が上がり、それを冷やすために電気代がかかってしまいます。
開閉の回数はなるべく減らし、開けっ放しの時間も減らしましょう

たとえば、毎日同じような準備をする朝食は、必要なものをトレーにまとめて置くのもいいですね。
一度にさっと取り出せるように工夫することで、開閉回数と開閉時間を減らすことができます。
いつもの定位置に、和食のセットや洋食のセットを作っておきましょう。
和食のセットには味噌や梅干し、常備菜を。
洋食のセットにはバターやジャム、ヨーグルトなどを用意するといいですね。

いかがでしたか?
少しずつの積み重ねで、年間にすると1000円前後の節約をすることができます。
できることから始めていきましょう。