風邪を吹き飛ばそう!家庭でできる予防法とかかりはじめの手当て

暮らし

寒い冬がやってくると、いよいよ風邪のシーズンですね。
寒くなるとインフルエンザの流行も気になるところです。
できることならかかりたくない、風邪。
家庭でできる簡単な予防法と、かかったかな?と思ったときにできる手当てをまとめてみました。

風邪を寄せつけない生活

風邪の原因は主にウィルスによる感染と言われています。
このウィルスを体内に取り込まないようにすることが一番の予防法です。
外出したら手洗いとうがいを必ずする、というのはよく言われている方法ですね。
手洗いも、水でさっと流すだけでは効果が薄くなってしまいます。
ウィルスなどの汚れは爪の間にも入り込んでいますので、石鹸をつけてしっかりと手をこすって洗うのが大切です。
洗ったあとの手拭きタオルは家族と共有せず、それぞれのタオルを用意しましょう。

人混みにいけば、感染のリスクもあがります。
流行期に出かける用事があるときには、マスクを着用するのもよいですね。

空気が乾燥するシーズンに流行することが多い風邪。
マスクをすることで、鼻の中の温度や湿度を一定に保つことができるので、マスクは感染予防に効果がある、と言われています。

うがいを工夫して

感染予防のためのうがいは基本的な対処方法の一つです。
手洗いのついでに水でガラガラとうがいをするのが一般的ですが、一つ足すことでもっと効果を高めてみましょう。

番茶に塩をひとつまみ入れてうがいをしてみましょう。
番茶に含まれるカテキンには、菌やウィルスの感染力や増殖を抑える働きがあります。
ここに塩を加えることで、塩の殺菌・消炎作用が期待できるのです。

紅茶をうがいに使ってみましょう。
紅茶も番茶と同じようにカテキンが豊富に含まれています。
カテキンの抗ウィルス作用で風邪を防ぐ効果がアップします。
砂糖などを入れて甘くすれば、小さな子供でも口に含みやすくなり、うがいの習慣づけができます。

この他にも、緑茶など、カテキンが多く含まれたお茶でうがいをしましょう。
私達の住む地域の小学校では、毎日お茶を学校に持参して、お茶うがいを実践していますよ。

食事で体を整える

風邪の予防には栄養バランスが取れた食事も大切です。
中でも効果があると言われている食材をいくつかご紹介しましょう。

しょうがには、体を温めてくれる成分が含まれています。
また咳や吐き気、おう吐を鎮めてくれる効果があると言われているので、風邪が流行するシーズンには積極的に取りたい食材の一つです。
野菜たっぷりのスープやみそ汁にしょうがを入れれば、体がポカポカ温まります。
しょうが湯や、しょうが入りの紅茶なども体を温めてくれるのでおすすめです。

しょうがのスライスをはちみつに漬けておけば、手軽にしょうがを取ることができます。

ビタミン類をたっぷり含んだ食材を取るのも大切ですね。
ビタミンCが豊富に含まれている果物を積極的に摂りましょう。
冬の間はみかんやりんごなどが多く出回ります。
調理せずに食べられるので、朝ごはんなどにとりいれていくとよいですね。

風邪気味かもと思ったら

どんなに気をつけていても、風邪っぽいかも、という時ってありますよね。
そんな時には早めに手当てをしていきましょう。

風邪のひきはじめには、卵酒がおすすめです。
卵は栄養がたっぷりと含まれていて、卵白に含まれる「リゾチーム」には殺菌効果もあります。
さらに日本酒にも体を温める働きがあるので、体の芯からポカポカになります。
卵1個に対して、砂糖は大さじ1~2程度。
日本酒は180ml用意します。

卵はよくかき混ぜるのが美味しい卵酒を作るポイント。
砂糖を加えて、泡立て器などを使ってふわふわになるまで混ぜましょう。
温めた日本酒を、よく混ぜた卵に加えます。
このとき、一気に注いでしまうと卵が固まってしまうので、少しずつ混ぜながら様子を見ます。
よく混ぜたら完成で、このままでも飲めるのですが、もっとトロリと美味しくするには、もうひと工夫。
卵酒を湯煎にかけてかき混ぜてみましょう。
ほんの少し温めるだけでほどよいとろみがついて口当たりがよくなります。
子供にはアルコールが残っていると酔っ払ってしまうので、日本酒のかわりにミルクを使い、大さじ2杯程度の日本酒を、煮きってアルコールを飛ばしてから作りましょう。

足裏に塩をもみこむ

風邪っぽくて体がだるい、というときには、足裏に大さじ1程度の塩をマッサージの要領ですりこんでみましょう。
塩の浸透圧で発汗効果が高まり、血流がよくなります。
ぐっすり眠ることができるので、翌朝すっきり目覚めることができますよ。

梅醤番茶を飲む

風邪のひき始めや、風邪で体力が弱っているときなどにおすすめなのが梅醤番茶
番茶はできれば三年番茶と呼ばれる3年間熟成されたものを使うのがよいのですが、手に入らなければ普通の番茶でも大丈夫です。
梅干しは昔ながらの方法で漬けたものを用意しましょう。

湯呑に梅干しを一つ入れて、箸などでよくつぶします。
ここにおろししょうがを少々、醤油を大さじ1杯入れてよく練ります。
熱々の番茶をそそぎ、よく混ぜたら完成です。
風邪だけでなく、あらゆる体の不調に効果があるので、覚えておくと便利です。

いかがでしたか?
早めの対処で風邪を悪化させないように、予防や手当てをしてしっかりと乗り切っていきましょう。