うっかり鍋を焦がしちゃった!焦げた鍋をきれいにする方法

家事

お鍋をコトコト火にかけて、ちょっぴり他のことに気を取られているうちに…
やっちゃった!なんてことありますよね。
鍋にしっかりくっついてしまった焦げ。
ちょっと一工夫してきれいに復活させましょう!

重曹を使って

焦げ付いた鍋に水と重曹を入れて、フタをせず中火にかけます。
沸騰したら火を止めて、冷めるまで放置すると、焦げ付いた汚れが浮かんで汚れが取りやすい状態になります。
あとは水を捨ててスポンジでこするだけ。
あっという間にピカピカになります。

重曹は沸騰すると水、二酸化炭素、炭酸ソーダに分解されるのですが、そのときに発生する二酸化炭素が汚れを浮かし、アルカリ性に変化した炭酸ソーダが油やたんぱく質でできた汚れを分解する力があるのだそうです。
ちなみに、アルカリ性のものなので、アルミの鍋にはこの裏技は使えません
変色してしまう可能性がありますのでご注意を。
重曹はいろいろな場面で使えることが多いので、常備しておきたいものの一つですね。

米のとぎ汁を使って

アルミやほうろう、ステンレスの鍋を焦がしてしまったら、米のとぎ汁を使ってみましょう。
米のとぎ汁を鍋に入れ、一晩つけておきます。
翌朝にはなんと焦げがボロボロとはがれるように取れてしまいます。
あとは硬めのスポンジを使って、細かい汚れをはがしていきましょう。

アルミ鍋が黒ずんでしまったときにも、米のとぎ汁が効果的。
とぎ汁を入れて、10~15分くらい煮沸すれば、もとの輝きが戻ります。

天ぷらの衣の残りを使う

意外なところでは、天ぷらの衣が使えます。
少量をスポンジに取って鍋を磨けば、衣が研磨剤のかわりになって焦げや黒ずみをきれいにとることができます。
ついでに水道の蛇口はシンクも一緒に磨いてしまいましょう。
こすっただけで取れないときには、少し鍋を空焚きしてあたためて、衣を厚めに塗って乾くまで放置します。
乾いたら衣をはがすと、焦げも一緒にポロポロと取れますよ。
テフロン加工のものや、ほうろう、土鍋などは、傷が付きやすいのでこの方法はおすすめできないのでご注意を。

天日干しをする

鍋を天日干しにする、なんてあまり聞いたことがないかもしれませんが、どんな鍋でも使える裏技なんです。
まず、日当たりの良いところに鍋をおきます。
鍋の焦げが陽に当たるように置きましょう。
そして約1週間程度そのままにして天日干しをします。

最後に、割りばしや木べらなどで焦げをこするだけ。
ちょっと時間がかかりますが、じっくりと焦げを落としたいときにはオススメです。

酢を使う

酢は匂いがきついのですが、いろいろな鍋に使えます。
水を入れた鍋に、酢を入れます。
目安としては、水1リットルに対して、大さじ5杯程度
これを火にかけます。

弱火で、沸騰したら約10分ほどコトコトと煮ます。
このとき強烈な酢の匂いがしますのでご注意を。
火を止めたら水を捨て、焦げをスポンジで擦るだけです。
これだけでどうしても汚れが落ちきらないときには、酢と一緒に中性洗剤も使いましょう。
酢と中性洗剤は同量程度いれたら、同じように火にかけて10分煮沸します。

テフロン加工などの鍋の手入れ

テフロン加工がされている鍋は、今まで紹介したような手順で焦げ取りをすると、加工を痛めてしまうことがあります
こういった鍋が焦げ付いたときには、水で焦げ取りをしましょう。
水を入れた鍋を火にかけて、そのまま一晩おいておきます。
洗うときには柔らかいスポンジをつかって、優しく汚れをこすりましょう。

焦げ付いた鍋を洗うときに気をつけたいこと

最後に、気をつけたい点をいくつかまとめます。
まず、やりがちですが、金属のたわしや金属製のヘラなどでこするのはダメ
焦げがとれるどころか、鍋に傷をつけてしまいます。
また、クレンザーなどの研磨剤が入った洗剤を使うときには、鍋の種類を確認しましょう。
テフロン加工のものや、ほうろう鍋、土鍋などには使えませんのでご注意を。

いかがでしたか?
ちょっとしたことで頑固な焦げが取れてスッキリします。
どうしても焦げが取れないときには、同じ手順で何度か繰り返してみましょう。
また、焦げがついてから長く放置しておくと、どうしても取れにくくなります
焦げ付いたらすぐにお手入れするのがよいですね。