具たくさんのお味噌汁が一つ作ってあれば、あとはご飯を炊くだけでおかずいらずですよね。
一度にたくさん作って保存することは可能なのでしょうか？
今回は味噌汁の保存についてまとめてみました。
味噌汁は常温保存できる？
味噌汁は一度作ったらそのまま常温で置いておく人も多いと思います。
しかし、実はあまり日持ちがしない食べ物です。
特に梅雨時期や気温が上がる夏には、常温で置いたままにしておくと、あっという間に傷んでしまうもの。
前日の夜に作った味噌汁が翌朝には傷んでいた、ということもあります。
食中毒などの原因になる菌は、こまめに火を通し、７５度以上で１分加熱すれば死滅すると言われています。
また、ノロウィルスは９０度以上で９０秒以上の加熱が必要です。
どうしても常温で保存したいときには、こまめに火を通すことが大切です。
常温で味噌汁を保存できる期間は、６時間から長くても１日です。
具材や保存状態によっても差が出るので、必ずニオイや見た目でしっかりと確認しましょう。
もっと日持ちさせたい
たくさん作った味噌汁をもっと上手に保存するには、冷蔵庫を使います。
鍋に作った味噌汁は、粗熱をとって常温まで温度を下げます。
この状態になったら、冷蔵庫に入れます。
鍋ごと冷蔵庫に入らないようなら、タッパーなどの保存容器やお椀に移してラップをして入れましょう。
常温の状態で出しておく時間が長くなればなるほど傷みやすくなるので、早く冷ますために氷水を入れたボウルなどで鍋ごと冷やしたりするとよいでしょう。
冷蔵庫に入れた場合、保存期間は１日から２日程度です。
常温保存と同じく、具材などによって差が出るので、食べる前にニオイや見た目でしっかりと確認をしましょう。
塩分濃度を高くして保存する
食品を長く保存するために、塩をして漬物などを作る方法があります。
これと同じ原理で、味噌汁も塩分濃度を高くすればその分だけ長く保存をすることができます。
いつもの味噌汁より少し濃いめに作った味噌汁を保存し、温めるときにだし汁や水を足して味を調整してもよいでしょう。
味噌汁は意外に日持ちしない食べ物です。
冷蔵保存をする場合でも、翌日には食べきる程度の量をつくることをおすすめします。
味噌汁を毎日作るのは大変かもしれませんが、味噌玉を作ったりして簡単に作る方法も取り入れてみるとよいかもしれませんね。
味噌汁を簡単に作るコツについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
