オキシクリーンという洗剤を知っていますか?
コストコなどでも見かける、粉状の洗剤です。
オキシ漬け、なんていう言葉を聞いたことがありませんか?
オキシクリーンは様々な場面で役に立つ便利な洗剤なんです。
オキシクリーンとは
現在手に入れることができるオキシクリーンは実は2種類あります。
コストコなどで手に入れることができる、アメリカ版オキシクリーンと、ドラッグストアなどで手に入れることができる日本版(原産は中国)のオキシクリーンです。
オキシクリーンは酸素系漂白剤なのですが、アメリカ製にはこれにプラスして界面活性剤が添加されています。
一方、日本版のものは、漂白剤成分だけになっています。
界面活性剤というのは、洗剤成分のことで、石鹸などにも含まれているものです。
つまり、界面活性剤が含まれているアメリカ版のオキシクリーンは、溶かすと泡が立ちます。
それに対して、日本版は泡成分がありません。
日本版オキシクリーンは、界面活性剤が添加されていないので、すすぎやすく、使用量もアメリカ版に比べると少なくてすむのが特徴です。
アメリカ版オキシクリーンは、泡が立つことで洗浄力が若干強いように思います。
アメリカ版オキシクリーンの使い方
オキシクリーンは、漂白成分が入っているので、基本的には漬け置き洗いに効果を発揮します。
アメリカ版オキシクリーンは、添付のスプーン1杯を、水3.8リットル(1ガロン)で溶かして使います。
ガロン、という単位になっていますが、私はだいたい4リットルくらいの水で溶かすことが多いです。
溶かす時には、常温の水ではなく、40~60度程度のお湯を使います。
このお湯の温度がポイント。
お湯でオキシクリーンを溶かすと、泡が出てきます。
この状態が、一番洗浄効果を最大限に発揮することができるのです。
キッチンの大掃除に
オキシクリーンはアルカリ性なので、油汚れなどをよく落とすことができます。
大掃除のときなどに、換気扇のフードや、コンロの五徳などを漬け置きしてみましょう。
油汚れが溶け出して、すっきりときれいにすることができます。
また、外せないパーツなどには、オキシクリーンを溶かした溶液をスプレーして磨いてみるのも良いでしょう。
ポットやタンブラーなどの茶渋やコーヒーの着色に
茶渋汚れやコーヒーなどの着色汚れにも、オキシクリーンの漬け置きがよく効きます。
オキシクリーンの溶液をポットやタンブラーに入れてしばらく放置しておくだけ。
中の汚れがすっかり落ちて、ピカピカになります。
洗濯槽の汚れに
洗濯機の槽の裏側には、気が付かないうちに汚れやカビがついてしまっていることもありますよね。
定期的に掃除をしてあげるとスッキリします。
こちらもオキシクリーンの溶液をいれて、漬け置き洗いするだけ。
洗濯槽クリーニングなどのコースがあれば、40度以上のお湯をたっぷり張ったところにオキシクリーンを入れ、スイッチを入れるだけです。
びっくりするほどの汚れが出てくるので一度試してみてはいかが?
お風呂の汚れにも
風呂釜の汚れも、普段は見えないものですが放っておくと大変なことに。
お風呂上がりの、お湯がまだ温かいうちにオキシクリーンを溶かして漬け置きしましょう。
このときに、洗面器や風呂いす、フタなどを一緒につけてしまいます。
汚れが浮き上がってきたら浴槽のお湯を流してスポンジでこすります。
このあと、循環風呂なら一度お湯を張って、風呂釜の中に残った汚れを全て出してしまいましょう。
子供のお風呂用のおもちゃなども、一緒に漬け置きしておけばきれいになりますよ。
頑固な洋服の汚れに
酸素系の漂白成分が含まれているオキシクリーンは、色柄ものの洋服の汚れ落としも得意です。
頑固な汚れには、オキシクリーンの溶剤を少し薄めに作ったものに漬け置きしておきます。
洗濯機に入れる前に、汚れを軽くこすり、溶液ごと洗濯機に入れて洗います。
我が家では、泥汚れや靴下の黒ずみ、襟や袖の黒ずみによく使っています。
ただし、色が落ちないかどうかは素材によっても違いがあると思うので、目立たないところで試してから漬け置きするとよいでしょう。
壁や床の拭き掃除に
手あかがついてしまった壁や、汚れてしまった床にもオキシクリーンの溶液を使ってみましょう。
溶液に浸した雑巾を少し緩めに絞り、拭き掃除に使います。
汚れが落ちたあとは、ぬるつきが感じられるので、最後に水拭きをしっかりします。
床などは乾拭きもすると床材をいためる心配がなくなります。
いかがでしたか?
一つで家中をきれいにしてくれる万能なオキシクリーン。
ぜひ使ってみてはいかがですか?
床掃除のことならこちらの記事もぜひ参考に。