子供の身の安全を守るためにできること・「いかのおすし」で

子育て

今も昔も、悲しいことに子供を狙った犯罪が後を絶ちません。
小さい子供を持つ親としては、子供たちの安全を考えて
どうしていったらいいのか、対策を練らなければなりませんね。

登下校の安全を守る

お子さんの学校では、登下校はどのように指導されていますか?
学校によっては、集団登校・集団下校のところもあれば、
個別登下校をしているところもあるでしょう。
また、私の子供たちは学校から少し遠いところに住んでいるので
スクールバスでの登下校をしています。
一見、安全に見える、集団登校やスクールバスですが
実は完全に安全、とは言い切れません
どうしても一人で歩く場所が発生することがあるからです。
例えば、集合場所に行くまでの道のり。
友達の家に迎えに行くまでの道のり。
帰りは、友達と別れてからの道のり。
スクールバスなら、バス停までの道のり。
案外、子供は一人になることが多いのです。

最近では、セーフティスタッフなどのボランティアや
地元警察の見守り、先生方の登下校の見守りなどもありますが
どうしても死角は生まれます
こういったところをフォローするには、
結局、自身で何とかするしかないのが現状です。
例えば、一人になるところから保護者が迎えに行く、など。
学校からもそのように指導されていると思います。

ただ、保護者が働いていたりすると、それも難しいですよね。
一人で歩く区間を少しでも安全に身を守るためには
・暗く、人通りの少ない道を歩かない
ランドセルに防犯ブザーを持ち、いつでも引ける状態にする
などを子供に徹底するのがよいと思います。
防犯ブザーは、買ってからしばらくすると
使っていなくても電池がなくなっていることもあるので、
こまめに、きちんと鳴るかどうかのチェックをしましょう。

集団ではなく、個別で登下校する場合は、
なるべく近所の友達や兄弟などと一緒に歩き
少しでも一人になる場所を減らすことが大切ですね。

子供の身を守る「いかのおすし」

「いかのおすし」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、子供の身を守るための防犯標語です。
これを子供たちに徹底することで、危険から身を守ることができます。

いか  知らない人についていかない・危険なところにいかない
   知らない人の車にらない・知らない人の誘いにらない
   危険を感じたらおごえで叫ぶ・怖いと思ったらおごえで叫ぶ
   人のいるとろこにぐに逃げる・近所の家などにぐに逃げる
   周りの大人にらせる

これが「いかのおすし」です。
怖いことがあったら、かならずこの「いかのおすし」を思い出すよう
子供たちに教えるのが大切です。
保育園、幼稚園や、小学校でも指導がされていると思います。

例えば、知らない人に呼び止められたら、
まずは必ず、大人が両手を広げたくらいの距離を保ちます。
それ以上近づかないようにしましょう。
そして、「いやです」「わかりません」などを
大きな声ではっきり言うことが大切です。
相手が車から話しかけてきたときには、
車の進行方向と逆方向に逃げるようにしましょう。
車はとっさにバックでは追いかけられないからです。

また、相手は言葉巧みに話しかけてくるかもしれません。
「お母さんが事故にあった」
「美味しいお菓子があるけど食べない?」など
子供の心を引くような言葉をかけてくるかもしれません。
普段から、「お菓子をあげる、と言われたらどうする?」とか
「面白いゲームをやらせてあげるからおいで、と言われたら
どうしたらいい?」などと子供に問いかけるようにしましょう。
また、本当に親に何かあったときの連絡は、
例えば、信頼できる近所の家や、ママ友などからさせる
などと、徹底するようにしましょう。

放課後の危険から身を守る

子供たちが無事、家にたどり着いても、
まだ危険は潜んでいます。
放課後、友達と遊ぶ時にも、同じように気を付けることが大事ですね。
たとえば、公園で遊んでいるとき
知らない人が近づいてきて、声をかけてきたらどうしますか?

まずは、一人にならない
これが一番大切ですよね。

そして案外見落としがちなのが、自転車での安全
遊びに行くときに使う自転車で事故にあわないよう、
ヘルメットの着用や、一時停止などを徹底しましょう。

大切な子供の安全を守るため、
「いかのおすし」を忘れないようにしましょう!